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【読感文_3】世界基準の働き方

しれっと3日間さぼって読んだのは世界基準の働き方。
先日までネスレジャパンの社長をされていた高岡浩三さんの著書。
(少し前に買ってたけど序盤でやめていた。。。)

テーマとしてあるのは史上初の生え抜きでの社長に就任し、「ネスカフェアンバサダー」など多くの企画を成功させ、ネスレジャパンを大成長させた高岡さんが説く、働くうえでの大切な姿勢・ポイントをまとめた本。

高岡さん個人としてもとても著名な方なので多くを語らずとも、といったところか。

本の感想 - 小さく勝ち続けること、失敗に価値を付けること、そして無駄を省くこと

まず、「内容が分かりやすい。」
これで高岡さんが成功をおさめられた理由が十二分に分かった。
難しいことを分かりやすく伝えること、これはリーダーを務めるうえでとても大事な要素で、どんなに大事なことでも普遍的に理解がされないことには組織はどうにも動かない。
本を読んだだけで「あ、この人凄い。」と素人の自分にも分かるような伝え方ができるのは序盤読んでいて感じた高岡さんの凄さ。

その分かりやすかった内容の1つとして「小さく勝ち続けること」。この点がとても興味深い。
ビジネスを進めるにあたってどうしても自分は大きな地図ををそのまま実践しようとしてしまう。
そこに出てくるのが「Think Globally, Act Locally」。自分なりに言い換えてみると「固定観念にとらわれずに試してみる」。
確かに、実際に働いている環境を見渡してみると理不尽かつ惰性的に行ってしまっていることは数多い(特にコロナによるテレワークで多くの無駄が見つかった気がする)。

そのように課題や潜在的な見込みをGlobalな視野で見渡したうえで、自分のできる範囲の環境で試してみる。なるほど、これであれば自分でも出来そうだと感じる。その成功を積み重ねることによって少しずつ様々なことを変えられるのかなーっと。

2つ目は「失敗に価値を付けること」この根底にあることは「何でもやってみないと分からない」ということ。

どれだけ周到にマーケティングを行っても結果はやってみないと分からない。ただ、結果が失敗だったとしても次に行かせるヒントになる、つまり糧にすることが大事。キングコングの西野さんが近畿大学の卒業式で「人生に失敗はない」と全く同じことをおっしゃっていた。

成功する人に共通する思考とは徹底的に「成功者前提主義」だ。

3つ目は「無駄を省くこと
どれだけ自分の仕事に無駄があるか、読み進めるうちにテレワークに自分以外の環境を言い訳に集中できない時があると考えていた自分に腹が立った。

考えてからの行動をもっと早くできるし、そのためのプロセスもどれだけ考えることができたか、自分の言い訳がすべてブーメランとなって帰ってきた。
在宅期間だからこそ、自分自身ができることを考え、まずは常にいい準備ができるように工夫していくこと、また自分のやる気は自分で上げられるように努力を重ねたい。

まとめ

テレワーク期間中はどうしても仕事が作業のように感じてしまう。
そんな時にどのようにして自分自身のモチベーションを高めることができるのか(若い人向けにも最後色々金言残してくれているしね)。

それは自分で動いて自分で学んで自分で実践、これしかない。

1年目は特に悔しい思いをすることが多かった。小さな成功体験・失敗体験を重ね、自分の糧に確実にすることで少しでもより良くなれるように精進したい。そう思える本だった。

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