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2023年振り返り

今年は新しいことにもいろいろと取り組んだので、やってきたことをきちんと振り返って、来年はもっと頑張ろう!という感じです。


ホークス

大学卒業のタイミングで契約していただいたソフトバンクホークスで、データ分析の仕事をしていました。今年が2年目のシーズンでした。

チームは昨年に続いて今年も悲劇的な幕切れでシーズンを終えました。巨大戦力を抱えながらも優勝できていないことが悔しいですし、その結果を悔しがるのも烏滸がましいように思えます。特に後者に対して忸怩たる思いです。

とはいえぼくがこれまで経験してきた勉強やお仕事と違って、スポーツのお仕事はPDCAの期間がどうしても長くなります。選手が新しいことにトライした際に良し悪しを判断するためには少なくとも数試合分の期間が必要になりますし、チーム編成となれば1年単位でしかPDCAが回りません。

そういう意味も含めると総合的には少しづつチームに貢献できていると信じて、次の1年間を精一杯頑張りたいなと思っています。


書籍

初めて本を出版しました。1月ごろに声をかけてもらったことをきっかけに、移動の時間などを利用してちまちま書き進め、12月にようやく発売に漕ぎ着けました。

プログラミングの教材はどうしても網羅的で分厚い辞書的なものになりがちで、相当な意思の持ち主でないと途中で脱落する感覚があったので、部分的である代わりにハードルを下げまくったら勉強しやすいのでは、と思って作りました。

ありがたいことに多くの方に手に取っていただき、発売後1週間ほどで重版となりました。ご購入いただいたみなさん、ありがとうございます!

野球の分析はもちろんですが、シンプルにPythonを学びたい人の役にも立てるように意識して設計しました。本書が何かのお役に立てばとても嬉しいです!


プログラミング教材

1月ごろにプログラミング教材を作成しました。先ほどの著書を執筆するきっかけとなったものです。

会社としてのプロダクトを出すのは初めてだったので、かなり不安な気持ちもありながらリリースしたことを覚えています。

人間としてひとの役に立とうと思ったら物理的な制約が伴いますが、サービスはそうした制限を超えてひとの役に立てるので、その点にすごくやりがいがあることを知りました。

あとは何よりサービスを出すときのドキドキ感がたまらないです。今後も自分がドキドキするものを創っていこう!と思いました。


医学論文

データ分析を担当した論文が、6月ごろに医学ジャーナルで掲載されました。

内容としては、何種類も存在する肝臓がんの治療法を適切に選択してくれるAIを作成して、現場のお医者さんの手助けをしようというものでした。

もともと高校生くらいの頃は医者を目指していたこともあり、微力ながら医学の世界に関与できたことはすごく嬉しかったです。

医療分野では、診断・治療支援・予防・医薬品開発・カルテ作成など、AI活用のポテンシャルが広く残されていそうな気がするので、今後も何か貢献できればなと思っています!


塾管理サービス

7月には東大野球部時代の同期が運営するオンライン受験コーチングサービス「Smart Study」に、学習成績データ管理アプリの提供を開始しました。

データ分析の仕事をする中で、「データはあるが活用できていない」というケースもありますが、それ以上に「そもそもデータがない」というケースがはるかに多いことに気づきました。

そうした経験からデータを取るところのサポートもしていきたいと思っていたところ、塾の生徒の成績や授業履歴などを管理するサービスがほしいとの依頼をいただき、仕事の合間を縫って開発しました。

もともとエンジニアとして働く予定だったこともあり、久々にがっつりプログラミングをしてすごく楽しかったです。


ドライブライン

野球の技術的な向上のノウハウを勉強してホークスでの仕事に役立てたいなと思ったので、アメリカでMLBプレーヤーの技術向上を手掛けているドライブラインから学びました。

秋季キャンプに来ていただいた時に観察して質問したり、オンラインプログラムを受講したり、シアトルにあるメインの施設に赴いて指導の様子を見たりして、ノウハウを勉強させてもらいました。

来季はパフォーマンスの原理原則や技術的な引き出しを土台にしつつ、データを裏付けとして選手の能力向上により貢献していけたらなと思っています!


2024年に向けて

大きなものはこんなところかなという感じです。

来年は年始にひとつプロジェクトを出す予定なので、まずはそこに向けて準備を進めていきます。

あとはホークスの優勝のために頑張ってまいります!

というわけで、2024年も良い年にしましょうー!

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