負けず嫌いの「オレ」は、いつも「トモユキ」に負けていた。「オレ」は、貧しい家庭で生まれ、性格も悪く、ブ男で、みんなから嫌われる。そんな「オレ」と違って、「トモユキ」は、裕福な家庭の出身で、優しく、温厚で、みんなから慕われていた。そんな「オレ」は、「トモユキ」が羨ましく、憎くて仕方がなかった。「トモユキ」においつけ、追い越せといわんばかり、いつも、日々努力をしていた。小中高大学、就職先まで、「トモユキ」と一緒だ。ある日、営業成績が、「トモユキ」を抜いて、トップになり、「オレ」は、ようやく「トモユキ」に勝ったと喜んでいた矢先・・・

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