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2023神宮大会振り返り:北海、青森山田、大阪桐蔭、広陵、高知、熊本国府

前回に引き続き、今回も第54回明治神宮野球大会の振り返りを行っていきたいと思います。今回は高校の部、後編です。前編(星稜作新学院関東第一、豊川)はこちら👇

本記事の最後には私の選ぶ神宮大会高校の部ベストナインを発表させていただこうと思います。ご一読いただけますと幸いです。


※ヘッダー画像引用(日刊スポーツ

北海(北海道) 

📝戦績

【秋季北海道大会試合結果(ベスト8以降記載)】

準々決勝:北海 10 - 0 クラーク記念国際 ※7回C
準決勝:北海 6 - 1 別海
決勝:北海 8 - 4 東海大札幌

【明治神宮野球大会結果】

2回戦:北海(北海道) 1- 2 作新学院(関東)※延長10回

📝チーム全体評価

神宮大会では、初戦で作新学院高校と対戦し、延長10回までもつれ込むも、惜しくも敗れてしまった。

試合展開としては、作新学院の小川 哲平②と北海の松田 収司①の完璧な投げ合いだった。両チーム9回まで無得点で迎えた延長10回に先攻の北海が押し出しで1点奪うも、裏の作新学院の攻撃で2点奪われてしまい敗退。

1試合のみの観戦、かつ北海は安打数も少なかったため攻撃面に関してはわからなかった部分が多いです。

しかし、その中でも全チームから捕手として出場していた大石 広那②、ショートの守備を軽快にこなした幌村 魅影②、背番号1をつけファーストとしてスタメン出場した金澤 光流②は目立っていた。

甲子園では、好投手相手にもヒットが打てるように鍛え上げてほしいと思いました。投手陣、守備力に関しては全国でも十分通用すると感じました。


📝注目選手紹介

⚾幌村 魅影②(175cm70kg・右右)内野手

北海の中で一番名前が売れている選手は彼ではないだろうか。昨年から遊撃手として出場し(※2023夏の甲子園ではケガの影響もあり、ファーストでの出場もあった)、今年もチームの中心選手として注目されている。

神宮大会では、作新学院のエース小川 哲平②の前に無安打に終わってしまうも、しっかりととらえられていた打球もあり、やはり良いバッティングをするなという印象を受けた。

ショートの守備では捕球からスローイングまで安定していて、安心して見ていられる守備を見せた。攻守ともに春までにどこまで成長するか楽しみな選手だ。


⚾松田 収司①(178cm69kg・右右)投手

強打の作新学院に対して、9回を投げ被安打7、奪三振5、四死球3、失点0の投球を見せた。

ストレートの最速は130k台中盤ながらも、非常にノビのあるストレートを投げていた印象。また、カーブもうまく使いながら、打者の的を絞らせない投球を見せた。

フォームもすごくきれいで球速においても、変化球の精度においてもまだまだ伸びていきそうな投手であると感じた。春以降も非常に楽しみだ。


青森山田(東北地区・青森県)

📝戦績

【秋季東北地区大会試合結果】

2回戦:青森山田(青森1位) 9 - 8 羽黒(山形3位)※延長13回
準々決勝:青森山田(青森1位) 5 - 1 鶴岡東(山形1位)
準決勝:青森山田(青森1位) 4 - 0 一関学院(岩手1位)
決勝:青森山田(青森1位) 3 - 0 八戸学院光星(青森2位)

【明治神宮大会試合結果】

2回戦:青森山田(東北) 2- 3 星稜(北信越)

📝チーム全体評価

神宮大会では、初戦で優勝した星稜と対戦し惜しくも敗れてしまったが、非常に良い試合をした。

大会前から注目されていた好投手、関 浩一郎②、櫻田 朔②はともに登板機会があり、強打の星稜を寄せ付けなかった。打撃面では3番に入る對馬 陸翔②、4番に入る原田 純希②が複数安打を放つなど中軸がしっかりと振れていた印象。

星稜高校の道本 想①、佐宗 翼②相手に6安打2得点に抑えられてしまったが、非常に引き締まった投手戦を繰り広げた。


📝注目選手紹介

⚾関 浩一郎②(187cm81kg・右右)投手

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