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渡部昇一流『四書五経』の解釈 227

😈 欲を抑える  (『礼記』曲礼上)

🌏  志しは満たしむべからず

自分の欲求はとことんまで求めてはいけない。

欲望には限りがないので、それを求め始めると切りがなくなる。
だから限度が必要なのだ、ということである。


【2024年4月10日(水曜日)晴れ2.9℃〜18℃】


竜巻

私は世間一般に言われている成功者ではありません。
また、家庭的にも恵まれているという境遇ではありません。
と申しましても、私は不幸ではありませんでした。
もちろん幸福であったとは言い難い境遇です。
が、不幸ではありませんでした。
それは何事においても上昇志向だったからかもしれません。
しかし、境遇という点を考慮しますと過分なものは求めませんでした。
そう申せばこのように仰られた大臣がいました。
「何事にも分相応に」と。
かなりの非難を浴びましたが、間違っていないと思います。
が、間違っているとすれば、分相応に対する評価ですね。
これが適切であればこのような発言はしなくても済んだと思います。
けれどもこの評価というのはとても厄介なものだとは思います。
過大すぎても過小すぎてもいけないですからね。
しかし、一番大事なのは自己評価だと思います。
自分の値打ちを自分で知ることが何より大切だと思います。
正しく自分への評価をしてみて、
他者の評価とどれだけ食い違っているかを知ることも
自分にとっては大事だと思います。
とはいえ難しいスキルです。学ぶしかありません。
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😄

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