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WEB3.0とは|WEB3.0の未来展望と新しい経済圏について

前回はWEB2.0とWEB3.0との違いについて記事を書きましたが、WEB3.0について深堀りと、今後の未来展望と新しい経済圏について記述していきたいと思います。

WEB3.0界隈の方は、この記事を見て「ここが間違ってるよー!」という箇所があれば、ご指摘頂けると幸いです。


Web3.0とは

Web3.0(ウェブスリー)は、現在のインターネットを補完する次世代のネットワークの概念です。この概念は、暗号資産などで既に実用化されているブロックチェーン技術を活用しています。Web3.0の特徴は、中央集権的なデータや価値の集中を避け、誰でも情報の管理に参加できることです

WEB2.0とWEB3.0との違いについては下記の記事を参照してください。
https://note.com/amateru0/n/n8f3b77db96df

Web3.0の経済圏の特徴

Web3.0の経済圏は、現在のインターネットの世界(Web2.0)とは異なる特徴を持っています。

分散性

Web3.0では、特定の事業者にデータや価値が中央集権的に集中することがありません。代わりに、無数の参加者がブロックチェーン上にデータを分散して管理します。

→WEB2.0では中央集権(Google社、Meta社、Twitter)などが主体で主導権を握っており、参加ユーザーはそのアルゴリズムに振り回されたり(Googleコアアップデートなど)、本当に正しい情報なのかどうかも分からないことに振り回されたりしましたが、WEB3.0は参加ユーザーがそれぞれデータを分散して管理しています。

透明性

ブロックチェーンの特性を活かし、Web3.0では透明性が高く改ざんができない状態を実現します。これにより、信頼性の高い経済圏が形成されます。

→ブロックチェーンは改ざんが難しいシステムで、更に取引した履歴は消えることがありません。またデータサーバーが落ちて使えなくなったりすることもありません。

相互運用性

現状では、複数のブロックチェーンが乱立しており、相互に連携が不十分です。Web3.0の経済圏では、異なるブロックチェーン間での相互運用性が向上し、ユーザーにとって利便性が高まります。

→例をあげると、イーサリアムチェーン、アバランチチェーン、ソラナチェーンなどイーサリアムLayer1のブロックチェーンから、トランザクション(取引履歴)のリソースの処理に限界が生まれるため、Layer2のブロックチェーン(例:Polygonチェーン、Optimismチェーン、Arbitrumチェーン等)が生まれ、更に最近はBaseチェーン、Blastチェーン等が現れました

この複数の異なるチェーンをまたいでブリッジしたり、スワップ(SWAP)したりすることで、新しいチェーンを使えたり、取引することができます。

新たな経済圏の形成

Web3.0の経済圏では、デジタル空間上に新たな経済圏が形成されます。これにより、従来の中央集権的な経済圏にとらわれず、より多様な経済活動が展開されることが期待されています。

→現在の経済圏では日本円を作っている日銀、ドルを作っているFRBに中央集権的に牛耳られています。
例えば、労働して給料が入るのは「銀行」に入金され、引き出す時に手数料が取られます。
また、銀行に定期預金でいれていてもメガバンクなら金利0.01%くらいですが、WEB3.0のステーキング(定期預金みたいなもの)すると金利3%〜8.86%くらいまでの利回りをもらえたりします。

Web3.0の未来展望

私は預言者ではないので未来予測なんて不可能ですが、今は日本企業含めて世界中がWEB3.0業界へと参入しています。
まだ、確定的なものではありませんが、一部の可能性を紹介いたします。

ユーザー主導のインターネット

Web3.0では、ユーザーが自身のデータを管理し、自らの意思で参加することができるインターネットが実現される可能性があります。

→中央集権に管理されるのではなく、ユーザー自らの意思で、参加・不参加を決められるので、ほんとうの意味での「民主化」にすることができます。

デジタルアセットの普及

Web3.0の経済圏では、デジタルアセット(例:暗号通貨、NFTなど)の普及が進むことが予想されます。これにより、新たな経済活動やビジネスモデルが生まれる可能性があります。

→NFTといえば「STEPN」は非常に衝撃を受けたのではないでしょうか。
歩いて仮想通貨が稼げるなんて、もう働かなくて稼げる時代がもうすぐ現実となります。他には、Axie Infinityなど、ゲームをしてゲーム上で稼いだ通貨が現実に使えたりと、何か活動して報酬をもらえるPlay to Earnという言葉が主流となりました。

遊んで暮らせる時代が来るとはこのことですね!!

分散型アプリケーションの発展

Web3.0では、分散型アプリケーション(DApps)が普及することが期待されます。これにより、中央集権的なプラットフォームに依存せず、より自由度の高いアプリケーションが開発される可能性があります。

→DAppsとは(Decentralized Applications、分散型アプリケーション)の略語で、ブロックチェーンを基盤にした分散型(非中央集権型)アプリケーションの総称。

主な仕組みと特徴は、中央集権的な管理者が存在しないこと。スマートコントラクトに支えられている。オープンソースであること。

DAppsとは主にDefi(分散型金融)、DEX(分散型取引所)、ブロックチェーンゲーム、NFTマーケットプレイス、DAO(分散型自律組織)などのことを指します。

DAppsにより、利用コストを安く抑えられ、誰もが平等にサービスを利用することができ、システムにトラブルが起きても全体に影響を与えない。というメリットが生まれます。

既存産業への影響

Web3.0の普及により、様々な産業に大きな影響が及ぶことが予想されます。例えば、金融業界では、分散型の金融サービスやスマートコントラクトによる自動化が進み、より効率的で透明性の高い金融システムが実現される可能性があります。また、不動産業界や製造業など他の産業においても、ブロックチェーン技術や分散型のデータ管理が活用され、新たなビジネスモデルやプロセスの改善がもたらされるかもしれません。

→金融業界だけでなく、不動産業界、アパレル業界、スーパー業界、エンタメ業界、様々な業界にインパクトを与えます。

例えば、不動産業界なら、不動産売買の面倒な手続き、証明など、ブロックチェーンで一発で取引完了まで進めることができたり、
アパレル業界なら、ブランド品の偽物を流通させないようにフィジカルとデジタルでNFTをつけて本物と証明する。
スーパー業界なら、食中毒が起きた時に、どこのサプライヤーの商品なのか、ブロックチェーンでたどることができる。等、
今後の既存業界に欠かせないものとなると予測できます。

デジタルガバナンスの発展

Web3.0では、デジタルガバナンスの重要性が高まると考えられます。分散型のシステムやプラットフォームでは、意思決定やルールの策定において、ユーザーの参加やコミュニティの意見を反映する仕組みが求められます。ブロックチェーン技術やスマートコントラクトを活用した透明性と信頼性のあるガバナンスモデルが構築されることが期待されます。

→もし仮に、選挙投票にブロックチェーンが使われたら、「誰が誰に投票したか」が明確となり、改ざんもできず、不正することができません。
もしこれが実現されたとしたら、国民が本当に大統領や、首相を選ぶことができるので、本当の民主化が実現します。(選挙には実現させないでしょうね…。)

社会的なインパクト

Web3.0の普及により、経済的な格差の縮小やデジタルアイデンティティの保護、グローバルな参加の促進などが実現されることが期待されます。また、分散化されたシステムやプラットフォームにより、情報の信頼性やセキュリティの向上がもたらされることにより、データの悪用やプライバシー侵害のリスクが低減される可能性もあります。

→例えばNFTゲームのトークンが日本円に換算しても価値がなかったとします。しかしアフリカ圏内の自国通貨と比べると価値があるものだとしたら、アフリカ人はNFTゲームでトークン(通貨)を稼いで生活することができます。
資本主義という「勝っている者・負けている者」を作らせず、経済的格差の縮小に繋がると信じています。
また、裏金や裏取引などもブロックチェーンの透明性により、難しくなるでしょう。

これらはWeb3.0の未来展望の一部ですが、技術の進歩や社会的な要素によって大きく変化する可能性がありますが、近い将来WEB3.0が普及されれば、「現実世界と仮想現実」の未来が楽しくなると信じています。

Good Vibration!

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