第58回 モトツネさんとみちざねサン の巻 その2
最高位モトツネさんと、若手下っ端役人のみちざねサン。ふたりの奇妙な関係。
藤原基経は早い時期から道真の才能に目をつけていたようです。
本来なら道真パパの是善(これよし)に依頼すべき文書代作を、わざわざ若い道真にバンバン振っています。
公式の宴にも若い道真を参加させていますが、道真もそのことを誇りにしていたようです。
基経はこの時、最高官の太政大臣。少し前まで「準天皇」ともいえる摂政をしていたほどの、名実ともに最高権力者でした。
そんな基経と、貴族ですらない中級役人の道真が密接な関係にあったのは興味深いところです。
学問好きの基経は、身分をこえて道真の才能をリスペクトしていたのがわかります。今回はそんなふたりの関係をネタに、ユル~くマンガにしてみました。
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