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ambrが注目するVR・メタバース最新ニュースまとめ【2023年11月29日】

こんにちは。ambr PRチーム 伊藤です。

今週から12月に入りますね。
本格的に冷え込む日々がやってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

では、今回もambrがピックアップしたVR・メタバース関連の気になる最新情報をお届けします。



二次元メタバース空間の活用による不登校、放課後児童生徒の支援「バーチャル教室」をスタート!

LearnMoreがoViceとのパートナーシップを通じて「バーチャル教室」を開始します。このプロジェクトは、二次元メタバース空間を活用し、不登校の児童や放課後の生徒に向けた教育機会を提供することを目指しています。バーチャル教室では、授業参加、教師との交流、他の生徒とのコミュニケーションが可能で、デジタル教材の活用やオンラインキャリア教育も行われます。

この取り組みは、特に学校の環境に適応するのが難しい不登校の子どもたちにとって、自分らしくいられる安全な学習空間を実現します。メタバースを通じて、これらの子どもたちが個性を大切にしながら、自分に合ったペースで学べるようになることは、教育の公平性と包括性を高める上で非常に意義深いと感じます。


Ocutrx、進行性加齢黄斑変性患者の視力を支援するAR/XRヘッドセット「OcuLenz」を発表

Ocutrxが新しいAR/XRヘッドセット「OcuLenz」を発表しました。このヘッドセットは、進行性加齢黄斑変性(AMD)を患う患者の視力を支援することを目的としています。OcuLenzは、ユーザーの残存する視野に高コントラストでピクセル操作された画像を重ねて表示することで、視覚を強化します。AMDは65歳以上の成人で最も一般的な視力喪失の原因であり、約2000万人のアメリカ人に影響を及ぼしています。OcuLenzは、従来の拡大支援装置とは異なり、高度なピクセル操作ソフトウェアを使用しています。

※Octruxはアメリカカリフォルニア州にある拡張現実(AR)ヘッドセットや仲介現実(MR)グラスの開発を行う企業です。

視覚関連の疾患を対象とした製品を開発することに力を入れており、その最新の製品がAR/XRヘッドセット「OcuLenz」です。

今回の発表は、医療技術とAR/XR技術の融合における大きな進歩を示しています。AMD患者の日常生活に大きな改善をもたらす可能性があり、視力喪失によって影響を受ける人々の独立性と生活の質を高めることが期待されます。特に、視力障害を抱える人々に対して、より自立した生活を送る手段を提供する点で画期的な技術と言えるでしょう。
今後様々な視力障害や疾患などにも対応されることを期待しています。


Zepeto、Apple 「Vision Pro」に対応?

韓国のインターネット大手Naverのメタバース子会社であるNaver Zが、Appleの空間コンピュータ 「Vision Pro」に、メタバースプラットフォーム「ZEPETO」の対応を示唆しました。
Naver Zの開発者向け広報ディレクター、Lee Seung-won氏は、釜山で開催されたG-Star Game Conference 2023においてメディアに対し「AppleのVision Proのようなヘッドセット用に特別なものを展示する準備をしています。」と語りました。

Zepetoは、3Dアバターに基づくソーシャルゲームとインタラクションの分野で既に大きな成功を収めていますが、現在のところ仮想現実技術には依存していません。しかし、Appleの「Vision Pro」という空間コンピューティングデバイスの導入により、Zepetoはそのユーザー体験を大きく進化させる予定です。このデバイスは、物理世界とデジタルコンテンツを融合させ、目、手、声の入力によって制御されるアプリケーションを可能にします。

Zepetoの成功は、Robloxなど他のメタバースプラットフォームと並んで頻繁に取り上げられていますが、伝統的なメタバースやゲームプラットフォームの範疇には収まらない独自のアプローチをとっています。ユーザーは、3Dアバターを通じて相互作用し、創造し、自己表現できる仮想空間を提供されています。
Zepetoのプラットフォームは、特にZ世代などの若者に人気であり、4億人を超えるユーザーベースと活発なクリエイター経済を育成しています。
Naver Zは、Zepetoがさらなる成長を遂げ、ユーザー体験を向上させることを期待しています。これは、メタバースの将来にとって重要なステップであり、テクノロジーとクリエイティビティの融合によって新たな可能性が開かれることを示しています。


カープの試合をメタバースでパブリックビューイング 「メタカープ」開発元が語るXR×ビジネスのポイント

この記事は、「メタカープ」というプロ野球・広島東洋カープのファンクラブ会員向けメタバースアプリの開発に焦点を当てています。

メタカープでは地元企業の広島テレビ放送とビーライズによって共同開発され、カープの試合をメタバース空間でパブリックビューイングすることができます。ビーライズと広島テレビ放送による共同開発の経緯や、XR(拡張現実)技術がビジネスでどのように活用されているかについて説明しています。
またビーライズのデジタル技術の社会への適応、企業がXR技術を利用する際のポイント、XR技術の発展とそのビジネス応用のポイントが述べられています。

VR技術の歴史や進化、さらには具体的なビジネスケースを通じて、XR技術の可能性を探る記事となっておりますので、メタバースのビジネス活用の事例として参考になりますね。


沖縄発のバーチャルフェス『OKIVFES 2023』のライブ出演メンバー公開・チケット販売開始!

株式会社あしびかんぱにーは、メタバース『バーチャル沖縄』で沖縄の体験を提供するバーチャルフェス「OKIVFES 2023」をVRChatにて開催します。

OKIVFES 2023公式サイト

このイベントにて行われるライブイベント「OKIVFES SOUND WAVE」 の出演者が決定しました。
ピーナッツくん、富士葵、キクノジョー、ガチャピン、ムックなどのアーティストが出演し、沖縄の伝統的な織物やエイサーの特別な衣装を着用してライブパフォーマンスを披露します。ライブはVRChat内だけでなくYoutubeでも生放送されます。

またOKIVFES 2023では開催期間中、バーチャル沖縄内にあるビーチエリアにて、今注目を集めている沖縄発のアーティスト達によるライブ映像やMUSIC VIDEOが楽しめる「OKIVFES VIEWING SELECT」も開催されます。

あしびかんぱにーが「”あしび“の心で沖縄から世界を楽しくする」というミッションのもと、OKIVFESを通じて沖縄の文化と伝統を世界に紹介し、観光業の持続可能な発展に貢献しようとする取り組みは非常に感銘深いです。特に観光DXを推進するこのような取り組みは、地域の魅力を再発見し、新しい形で世界に伝える機会を提供します。

沖縄の伝統をメタバースイベントで体験できるようにすることで、地域文化の保存と普及、および観光業の再活性化に対する効果的なアプローチですね。また、来年以降のイベント開催継続を視野に入れているとのことで、持続可能な文化的イベントとしての地位を築くことができ、世界中の人々に沖縄の文化を体験する機会を継続的に提供することができます。このようなイベントは、地域文化の普及と観光業の発展において重要な役割を果たすでしょう。


豊田市がバーチャルマーケットに初出展決定!

2023年12月2日(土)~17日(日)に開催される、『バーチャルマーケット2023 Winter』に愛知県豊田市が初出展します。豊田市内の有志団体「Dream On」と「AHoDRI」による、「空飛ぶクルマ」への試乗や、ドローン作り体験といった先進的なものづくりの技術が体験できるコンテンツをメタバース内で提供します。

バーチャルマーケットは通算11回目の開催となる、メタバース上にある会場でアバターなどの3Dアイテムや、洋服・PC・飲食物などのリアル商品を売り買いできる世界最大級のメタバースイベントです。
世界中から120万人を超す来場者を誇りギネス世界記録™も保持しています。商品売買の他にも会場内で乗り物に乗ったり、接客を受けたり、音楽ライブに参加するなど、メタバースならではの”体験”も提供。さらに来場者間で音声によるコミュニケーションが可能で、現実世界で一緒に街を巡っているかのような臨場感が楽しめます。

「ものづくりのまち」としての豊田市が、自動車産業などの製造業で培った先進的な技術をメタバースを通じて体験を提供するということは、新たなファンの獲得やイノベーション創出の可能性を高めていますね。現実世界の産業や文化をデジタル空間に拡張し、より広範な観客にリーチする未来の地域活性化戦略の一つと言えます。


最後に、ambrでは法人向けに仮想空間の設計・構築・運営を行なっています。

VRやメタバースにご興味をお持ちの企業様へのソリューションのご説明、お打合せ等も行っております。ディスカッションベースでのお打ち合わせも可能です。

どうぞお気軽にお問合せください。


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