わたしが働く理由
仕事を辞めてから約2ヶ月。
やっと、何かしてみようかな、という気持ちが湧いてきた。
わたしは何か好きで、何が嫌なのか。
何が得意で、何が苦手なのか。
今までやってきたこと。
やったことのないこと。
本当は何がしたいのか。
頭でいろいろ考えたり、本を読んだりしたけれど、わからなかった。
「好きなことを仕事にしてます」
「自分の好きなことだけして生きる」
そんな人生を送ってみたかったから。
本当に何がしたいのかは結局わからなかったけど、ひとつ気づいたのは、
【人のためにすることは、自分のためにすることより頑張れる】ということ。
人のために頑張るんじゃなくて、自分のために頑張ろう、とか、
人に与える前に、まず自分に与えようとか、
『自分をいちばんに大切にしよう』とはよく聞くことだ。
だから、人のためにと思って動くことは、何となく自分を犠牲にしてるのかな、という思いがあった。
でも、わたしは人のために何かしたいと思うときは、自分にするときよりも、ものすごいエネルギーで動ける。
自分のためにはそこまでやれないけど、他人のためだったらできることがたくさんある。
それがいいとか悪いとかはわからないけど、わたしにはそういう性質があるんだな、ということはわかったし、それはそれでいいんじゃないかと思った。
それなら、今までしてきた仕事は、まさに人のためにすることで、好きかどうか、向いてるかどうかはわからないけど、もしかしたらわたしの性質には合っていたのかもしれない。
「好きなことを仕事にしてます」
「自分の好きなことだけして生きる」
本当はそう言いたかった。
ただ、わたしは今、新しい服も欲しいし、化粧品も欲しい。マッサージも行きたいし、美容院にも定期的に通いたい。歯医者も行きたいし、だんなさんとおいしいものも食べたいし、旅行にも行きたい。
だから働く。
それでもいいかなと思った。
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