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言葉は人をかたどる


大好きな音楽家 角銅真実さんが
Eテレの"スイッチインタビュー"という番組に出演するということで久しぶりに録画をした

2組の出演者がそれぞれお互いをインタビューするという2週に渡った放送だった

録画をしていたことなんてすっかり忘れていたんだけど
たまたま2週目の録画を終えたタイミングで
テレビをつけていて
わ!そうだった!と一気に2話見た


今回角銅真実さんの対談相手は
女優の杉咲花

もちろん知っているしドラマや映画を見たこともある、
けどこれまで特になんの印象も持っていなかった

ただこのスイッチインタビューを観た後
杉咲花という女優が人間が
すごく魅力的で素敵に思えた

この人の選ぶ言葉にはなにかズシンとした強さがあってそれを選ぶだけの経験や努力がその裏にはたくさんあるんだろうと
そして言葉一つ一つが素直でまっすぐだな〜と思った


逆に角銅さんの言葉はすごく感覚的なもので
ぽつりぽつりと口から流れるように出る表現が面白かった

角銅さんは私の言葉の伝え方と少し似ているけどそれよりももっときちんと自分の思いを相手に丁寧に伝えられていたし、何より角銅さんの言葉からは相手を敬う気持ちがすごく見えた


この2人がどんな人間かなんてどれだけ想像してしても分からないけど
この2人が交わす言葉を聞いて
"素敵だ"と思ったなら今はそれが全てのような気がする(もちろん全てなんかではないんだけど)

"言葉"は事象を無理にかたどってしまう、
箱に押し込んでしまうという側面もあるけれど
"言葉"によってその人の中身が浮き出る、見えてくることもある

私から出る言葉はどんな言葉なのだろうかと
振り返ってみてもあんまり分からないのが
その通りなんだと思う
自然と意識せずに出てくる言葉が
私の一部なんだろうな〜

でも言葉にするためには
日々考えたり向き合ったりする時間がとても大切で私にはきっとそれが足りていないんだろう

私は言葉にはめることを嫌がりすぎて
"なんとなく"
の感覚でぼやっとを泳がしてしまっている

きちんと言葉と向き合っていきたいネ


✴︎2人の対談での
"分からないからはじまる"
もすごく大切な言葉

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