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はかない人ほど、燃える色を好む
はかない人ほど、頬を染めている
温度が薄れていく中で
君の衣に色が宿る
なんて切ないことだろう
なんて切ないことだろう
君はまだ生きているのに
誰もが君の向こうに終わりを想う
私はあなたを好いている。
そうは言わせてくれないか

燃える炎は、はかないもの
風に吹かれて消えてしまう
なのにいつか
冬風を待たずに
焼かれて消えてしまうのか

線香花火の最後の雫
吹き消すすんでのローソクの火
君がどちらであろうとも
忘れられない君の頬
私はあなたを好いている。
そうは言わないことにして
来世もまたと、シャッターを切る