モダンで芸術的でステキな おばさま。
これまで出会った人の中で
ほんのわずかな時間の出会いだったのに
心に残っている忘れられない方。
そんなキラキラしたものをくれた方たちについて
書いておきたいと思いました。
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# 3
『モダンで芸術的でステキな おばさま』
3回目となる
“わずかな出会いなのに忘れられない、ものがたり ”
このテーマで書こうと思ったきっかけは、
タイトルにした、この “おばさま” なんです。
このおばさまとのことを残しておきたかった。
そして、見たい時に見られるようにしておきたい。
そんな個人的な思いが今回溢れているかもしれないです。
おばさまから頂いた言葉たち。
この時のわたし、
きっと漫画のキャラように目に星ができてたんじゃないかってくらいに
もう聞いていて嬉しくて、楽しくて仕方がなかった。
背景のみどり色は、おばさまが着ていたお洋服がこんな色。
おばさまとは、わたしが短期で百貨店のギフトコーナーのPRスタッフをしているときに立ち寄ってくれたことがきっかけです。
気づけば、50分くらい話していたのかもしれない。
わたしは、いつの間にかおばさまのいろんな雑学や体験談を交えてのお話に時間を忘れて引き込まれていました。
⭐︎“良いものをみて、良い人に出会う”の言葉の時に紹介してくれた画家さん。
漢字を確認していたら、かわりに書いてくれた。
⭐︎おばさまはある女優さんの朗読会のサポートなどをされているそうで、
その朗読が毎回涙が出るくらい素晴らしいものだということ。
一度聞いてみたい。
その方は今は亡き名俳優の元奥さんだそうで、以前わたしはその俳優さんの舞台をみたことがあったので、さらに話が盛り上がった。
⭐︎「自分の好きなことや、やりたいことをやるのよ。
それを続けているとね、
その時々に必要な人があらわれるから。」
この言葉を聞いた瞬間、
「えっ、待ってくだい。わたし、あなたのような気がします✨」
と、すっかり仕事を忘れてこんなことを口にしていた。
“あなた”って…すみませんっ。
後になって、振り返りやってしまった…と。
でも、もうその時はウキウキでして。
どうしてこんなに興奮していたのかというと…
わたしのことは話していなかったのに
当時のわたしにぴったり過ぎるくらいに響く言葉の数々だったから。
その頃のわたしは、習いたかった手技を身につけるためにスクールに通っていて、ちょうど1週間後に筆記と実技の試験を控えていた。
その緊張と変に集中しすぎている真っ只中にいた。
おばさまのその言葉に良い意味で緊張がほぐれて、がんばろうって思えた。
(おかげさまで試験も無事に合格できた。)
おばさまとお別れした後、記憶が新鮮なうちに急いでメモメモ。
少し時間が経った頃、おばさまがまた来てくれた。
今度は少し離れたところから小声で
「頼んどいたからね」(たぶん、こんな言葉だったかな)
と一言だけ言って去っていかれた。
その時はなんだろう、と分からなかった。
ただ、その去っていく姿が魅力的でかっこよくて✨
翌日、わたしが担当していたお菓子ブランドの店長さんが
「(ギフト)頑張ってくれてるみたいね。」と褒めていただき、
ふと、前日のおばさまの去っていくときの言葉と姿を思い出した。
もしかしてこれが頼んだってことだったのか⁉︎
心の中で商品紹介を頑張ったというより…
個人的に楽しいお話をたくさんできた♪くらい
楽しませてもらっていたのですが
でも、もしこうしてお店に貢献できたのであれば良かったです。
おばさま
なんでそんな話をわたしにしてくれたの?
そして、おばさまはなにもの‼︎⁉︎
って、当時心の中で飛び跳ねていました。
そして、今でも。
おばさまと出会い、お話しできたことに、感謝です。
ありがとうございました。
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