会社の正しい辞め方

7月末で現在の会社を退職する。
退職するにあたり、仕事の引き継ぎが待っていたりするのだけども、正直言って億劫だ。
当たり前である。
ある意味、今まで自分がやっていた業務を他人に押し付けることになるのだから。
気まずいことこの上ない。
出来ることならやりたくない。
てか、退職するときなんて、誰にも言わずにひっそりとフェードアウトしたい。

前の会社のときは、それは出来なかった。

出勤最終日には、寄せ書きを貰い、みんなで一緒に写真を撮った。
気持ちは嬉しかったのだけども、正直申し訳なかった。
所詮は辞める人間だ。
利用者さんからすれば、お別れ会をやった方が気持ちの整理はつくのかもしれないけど、辞める職員からすればあまり気乗りはしない。
一応、満面の笑顔で「ありがとう!」とか言うんだけども、どれだけうまく笑顔を作れたのかは分からない。

さて、そんな自分が今月に人生2度目の退職をする。昨日、会社の意向で社員の連絡事項ノートに、僕が今月で退職する旨が記載された。

すでに、ひっそりとフェードアウト作戦は失敗したのである。

というか、そもそも引き継ぎが待っているので、どうしても一部の人には伝えなければいけなかったし、やむを得ないことではあったのかもしれない。

でもきっと、本来なら自分の口で伝えるべきことではあったのだろう。

休日にこんなことを考えても、あとの祭りではあるのだけど。

自分の言葉で、誠心誠意伝える。

当たり前のことなのだけど、それが難しい。

ただ、それが1番正しい会社の辞め方なのだろう。

間違えて、いつも気付く。

でも、それが正しさに気付く1番の近道なのかもね。

間違って、間違って、間違って、

人生最後に正しい選択が出来たら
それらの間違いにも意味はあったと思えるかもしれない。

今日の間違いが
明日の正しさに繋がったら良いな。

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