人間はちっぽけで、人生はあっけない。

昔はよく、自分は何がしたいのか、どう生きたいのか?と考えていた。
死ぬまでにやりたいことリストを作ったり、それを何年までにするんだとか計画したり。

今思えば、頑張って生きていた。

それが青春と呼ばれるものなのだろうけど、当時はそんな自覚はなかった。
自分は何者かになるんだという空虚な感情だけ握りしめて、社会という荒野を生き抜こうとしていた。若さとは怖いものだ。

今、26歳になり、決して大人になったとはいえないけども、昔に比べれば幾らかマシになったとは思う。子供であることに変わりはないけど。

話を戻すと、今は別にやりたいことリストなんてものを作ったりはしない。
今、自分が大切にしたいと思ったものを大切にしたいと思っている。

言語化する方が良いという話はよく本で読んだ。
だから、昔はリスト化したり明文化したりしていた。

ただ、言葉とは不思議なもので、言語化して明確になった想いというのは、時にそれをしなければならないという呪縛に変わったりする。

それは、自分が望んでいるものではなかった。

だから手放した。

僕は、何者かになんて
なれなくて良かった。

ただ、平和に今日を
笑って生きていたかった。

真実とは、
実にちんけなものだ。

人生とはあっけない。

高齢者施設で働いていると、
嫌でも亡くなる人を見ることになる。

で、いつも思う。

人って簡単に死ぬんだなって。

どれだけ必死に生きても
どれだけ愛されても
どれだけ幸せでも

最後は、
あっさり死ぬ。

それが人間で
それが自分。

本当に人生に意味なんてない。

それこそ、空っぽなのだ。

何かをしなきゃいけないこともない。
何かを成さなきゃいけないわけじゃない。

言葉に縛られてるなんて馬鹿らしい。

自分のやりたいように
自由に笑って生きた方が

ずっと良い。

楽しいものに飛びつけ。

楽しいものを作れ。


それでいい。
それがいい。

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