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SNSにのめり込んで自分の好きな写真を見失い、迷走していた話

Ken Tanahashi さんの
こちらの企画に参加させていただきます。

既にたくさんの記事が投稿されているので
みなさんぜひ、こちらのポストのリプ欄を
ご覧ください!

「自分の写真が好き」
こう言いたいのに私は全然言えませんでした。


2021年2月。
私はX(旧Twitter)に写真アカウントを作り、
長い休止期間も挟みましたが
今日まで写真の投稿を続けてきました。

今はそのおかげでたくさんの素敵な人に出会い、
少しずつ写真に関するお仕事も
させていただいています。

写真投稿をがんばったことに後悔はないのですが、
私はいつの間にか自分の好きな写真を見失い
2年間迷走していました。

私の好きな写真の原点

学生の頃、スマホのカメラで
少しずつ写真を撮り始めます。

機材なに使うとか上手い下手とか
そんなのまったく関係ない世界で、
心がときめいた日常の一部を切り取っていました。

記録としての写真でもあったので、
見返すたびに当時の記憶と感情があふれ
懐かしい気持ちになります。

雨の日、電線にとまっていた小鳥たち
通学路に群生していたススキ
夜の手前の淡い空気感
お気に入りの手帳の1ページ
夕日が差す駅の自転車置き場
ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんちの正月
今はもう見られない景色


全て2016年撮影。
自分の好きからブレることなく
Instagramに投稿していた写真たちです。

この頃は自分の好きに直球で
自分の写真が大好きでした。

目標との葛藤

社会人になると、一眼レフカメラを買ったものの
写真どころではない日々が続き、
限界までがんばったところで
当時勤めていた会社を辞めます。

私は会社員として働くのではなく、
もっと自由な形で働いた方が
もう少し自分を活かせる気がしていました。

そこで、
私自身を「自分を活かせる場」に繋げるために
Xで写真アカウントの運用をはじめます。

他の方の投稿を見て研究したり、
既に上手に運用されている方の
有料noteも読んだりしながら、
毎日投稿して試行錯誤を重ねました。

自分が好きな写真のジャンル、雰囲気、色味…

その中からどんなものが伸びやすいか
徐々にわかってきて、
かなりスローペースではありましたが
自分の投稿を見てくださる方が増えていきました。

しかし当時の私は精神的に病んでいて
勝手に切羽詰まっていたこともあり、

「こんなペースでは目標達成まで
相当時間がかかってしまう」

そう思った結果、私の写真はどんどん
いいねがつきやすい色味に変わって
Xに投稿する写真ばかり撮るようになり、
SNSうけの写真だけが
手元に散らばるようになります。

ふと気づくと、
ときめきの詰まったあの日常写真を
自分がどうやって撮っていたのか
分からなくなっていたのです。

「でもここで目標をあきらめるわけには」

そんな気持ちも強くあったので
だんだん苦しくなっていきます。

いつの間にか自分の「好き」を見失い、
写真を撮る目的が「SNSで反応をもらうこと」
だけになってしまった。

自分で自分の写真を好きと
言えなくなっていました。

自分の写真全てがSNSうけの写真に

これが原因で、自分の写真について
せっかく誰かに素敵な言葉をいただいても
どこか後ろめたさがありました。

それでもなんとか写真投稿を続け、
私が掲げていた目標は
少しずつ形になっていきます。

しかしある程度まで進んだところで
私生活の関係でキャパオーバー気味になってきて、
しばらくSNSを離れてしまいました。

私の今の写真

SNSから離れている間に、
ありがたいことに新しく写真に関する
お仕事に携わらせていただけるようになります。

そこからまた新たな目標が浮かび
SNSの活動を復活させたいと思い始めました。

今回は自分の好きをきちんと尊重した、
前向きな気持ちで向かっていける目標です。

そう思いつつも
漠然とSNSに対して抵抗が生まれていて
なかなかXに戻れずにいたのですが、
いつも気にかけてくださる相互のフォロワーさんが
きっかけをくださり、無事投稿を再開できました。

X運用にのめり込んでいた時代から
時間を置いたこともあり、
今は以前と全然違う気持ちで投稿できています。

最近はSNS関係なくいろんな写真を撮るようになり、
自分が本当に好きなレタッチも研究していて、
また自分で好きだと思える写真が
生み出せるようになってきました。

夕方の高速道路
車のガラス越しに見た景色
徹夜した日の朝
フェリーの甲板に集まる人々
実家の庭のお花
3月の海
地面にならぶ落ち葉

今の私は昔と違って
良くも悪くもいろんな知識と経験が入ったし、
スマホのカメラだけでなく一眼レフカメラも
使うようになりました。

それでもまた昔と近い感覚で日常のときめきを
切り取れるようになってきたので、
今は自分の写真が大好きです。

また同じことを繰り返さないよう、
自分の好きな写真の原点は
これからずっと忘れないようにしたい。

そしてSNSの世界でも、
本来私が徹底すべきであった自分の「好き」を
常に頭に置いて投稿していきたいです。

みなさんもぜひ、
自分の好きな写真は大切になさってください。

読んでいただきありがとうございました。
私のXアカウントも見に来ていただけると嬉しいです!
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