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【試写レポ】『ファンファーレ』チネマット試写会【30_2023】

ごきげんよう。雨宮はなです。

チネマットさんのキャンペーンに当選し、オンライン試写で鑑賞させていただきました。
ありがとうございます!


作品について

普段、アイドルに興味なかったり、なんなら一歩ひいちゃう私でもめっちゃ楽しめました。
オンライン試写だったけど、これは絶対スクリーンのが良い!
最後はキンブレ振りたくなります!

映画『ファンファーレ』公式サイト

この三人でいつか、武道館とか、さいたまスーパーアリーナ満席にしてコンサートしましょう!絶対に。

由奈のセリフより

予告編の最後を締めくくるこのセリフ。
このセリフがどんなタイミングで言われたものか、映画を観て確認してきてください。
そのあとで、予告編をもう一度観てほしい。

なぜ、私がこんなことを言ったのかわかってもらえると思います。

ミドコロ1.卒業ライブ

何を隠そう、最後は由奈(演:喜多乃愛)の卒業ライブ。
めちゃくちゃ完成度の高いパフォーマンスと、まるで本当のアイドルグループの卒業を思わせるようなメンバーの絡みに注目です!
うっかりしてると泣いちゃいますので、ご注意ください。
涙もろい人はハンカチを先に用意しておくのがベスト!

「スクリーンの中にいたのは女優ではなくアイドルだった」と声を大にして言いたい。
もともと彼女たちを応援するファンだったかのような気持ちで見つめてしまいました。
最後のマイクはめっちゃズルい。
あんなのズルい。

それから、衣装が超かわいい。
由奈のためにつくられたんだって納得のドレス。
クラウドファンディングの返礼品として、このドレスデザインのキーホルダーがあったそうです。
返礼品のセンスが高すぎる!

ミドコロ2.セカンドキャリア

日本のアイドル商売は古くから続いていますが、そのセカンドキャリアってどんなものなのでしょうか。
俳優に転身したり、なにか会社を立ち上げることが多い印象があります。
ここで描かれる、アイドルのセカンドキャリアは……?

「大学行ってない」「バイトをしたこともない」って、アイドルという特殊な仕事でいるかぎりある意味、社会から切り離されるってことを意味するのかもしれないと思いました。
それがどんなに怖いことか。

「お茶くみでビジネスマナーを育んでいます」 「事務所の手伝いで社会勉強させています」 そんなのを聞いたこともあります。
だけど、結婚式でのドレスアップに大人たちの責任の欠如が見えたりするんです。
アイドルのセカンドキャリアはもっと真剣に向き合うべき、深刻な課題だと思いました。
私たちは夢を見せてもらっておきながら、それで仕事をもらっている人もいながら、彼女/彼らの時間を使わせるだけ使わせて、残るのは絶望ってのはどうなのかなって。

ミドコロ3.現実って絶望だ

アイドルを卒業した元メンバーを見て「ちょっとがっかりしちゃった」という由奈。
だけど、ちょっとがっかりされちゃう状態がわりと普通だったりして。
そんなの良くないけど、望んでないけど、それが現実。
現実って絶望なんだなって、ぞわっとしたものにおそわれました。

そんな絶望に慣れすぎた私たちに「ちょっとがっかりしちゃった」由奈を世間知らずとは言いたくないけど、アイドルである自分のキラキラが反射して現実が見えにくくなっているのかもって思わせられる、そんなセリフでした。

万理花(演:水上京香)と玲(演:野元空)がそれぞれの職場でぞんざいな扱いを受けたり、息詰まるシーンは思わず駆け寄って背中をさすりたくなります。
二人の切羽詰まった様子には非常にドキドキさせられました。
思いつめてたり、なげやりなときの表情は迫真そのものです。

さいごに

仕事帰りに一人で観に行くもよし、友人やアイドルファン仲間と休みの日の日中に行くもよし!
それぞれのステージで頑張る彼女たちから元気をもらえます。

「だろ?」は卒業のファンファーレなのかもしれない、映画『ファンファーレ』は11月17日(金)より上映開始!


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