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【試写レポ】『TITAN/チタン』装苑試写会【13_2022】

ごきげんよう。雨宮はなです。
今回は雑誌「装苑」さんにお呼ばれして、初めてGAGAの試写室へ。1階にあり、道路がすぐそこだったので車の行き交う音なんかが入るんじゃないかと思ったのですが…さすがに試写室というだけあってまったく問題ありませんでした。建築技術ってすごい。

今回は映画作品と試写会の様子について語ってまいります。
※今回は公開前ということを踏まえ、ネタバレのないよう頑張って作品について紹介します。

ループ鑑賞がおすすめ?

はっきり言ってしまうと、あまり刺さりませんでした。これは誰かと話したり、時間をおいて再鑑賞することで観えるものが変わったり増えたりで面白がれる作品なのでは?というのが感想です。

一度観ただけでは世界観と物語についていくだけで終わってしまったような気がしています。そのため、公開直後にすぐ鑑賞し、一週間後や上映終了ぎりぎりに再度鑑賞:ループ鑑賞するのがおすすめかもしれません。私もまだ一度しか観ていないため、はっきりとは言えません。

設定がぶっ飛んでいるし、エログロもりだくさんなので「あれこれわからなくていい。衝撃的であればOK!」という方であれば一度でそれは十分すぎるほど満足できると思います。「よくわかんないけど、すごかったねー!」ってやつです。

なので、「ループ前提なら観なくていいや」とはならないでいただきたい。とりあえず、観てみてください!エログロや”とりあえずアングラっぽいと数えられるもの”が好きな人はぜひスクリーンで。

ネタバレあり考察記事は公開初日以降に投稿予定です。その軸になるものをすでにFilmarksではレビューとして投稿済みです(とはいえ、言うほどネタバレにはなっていないはず)。

個人的な注目点は「親子関係」と「成長」

ぶっとんだ設定や物語、衝撃的なシーンについうっかり流されそうになりますが、だからといってただのエログロ羅列作品というわけではありません。正しいかどうかはわかりかねますが、私はこの作品が「親子関係」や人間としての「成長」を描こうとしているように感じられました。

根本的な原因をはっきりと表すシーンはありませんでしたが、もう冒頭からおかしいのがビンビン伝わってきます。事故にあってチタンプレートを頭にいれなくても、十分に異常で問題が発生していただろうとわかる、そんな主人公の幼少期から時代はいっきに現代へと移ります。

他にも、もう一人の主人公ともいえる”父”も「親子関係」に問題を抱え、ひとりの人間としての「成長」について課題があると言えるでしょう。

日本版フライヤーに書かれたキャッチコピーの「壊して、生まれる。」は何のことなのかと考えながら観ると、ただのエログロ映画じゃなく楽しめる作品になるのではないでしょうか。

試写会の様子

ファッショナブルな雑誌のキャンペーンで当選したので、とんでもなくオシャレだったり奇抜なファッションの人たちが集うのかとドキドキしていましたが、わりかし普通でした。髪の毛が緑の人と、柄ものブラウスや会社にはもっていけなさそうなショルダーバッグの人が多かったくらい。

その日は暖かく花粉の猛攻撃にあったせいか、鼻炎の症状かトイレ利用での途中の入退室が多いなと感じました。

さいごに

今、この記事を書きながら観たあとよりもわくわくした気分になっています。観たあとの「うーん…」という感じからずいぶんと変化があり、早く再度鑑賞をしたいという気持ちでいます。別の試写会に当選させてくれたら、公開前より早く観られるのになぁ…。

そんなことを思わず願ってしまう『TITAN/チタン』は、4月1日(金)よりロードショー!

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