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【試写レポ】『とんび』一般試写会【15_2022】

ごきげんよう。雨宮はなです。
Filmarksさんにお呼ばれしました。今年は今のところ毎月呼んでもらえてありがたいことです。ただ、今回のでちょっと今後どうなるか怖いところです。

今回は映画作品と試写会の様子について語ってまいります。
※今回は公開前ということを踏まえ、ネタバレのないよう頑張って作品について紹介します。

予告編が本編

原作は「永遠のベストセラー」と評判の小説だそうです。舞台は備後(瀬戸内)とちょっとだけ東京。時代は作品のほとんどが昭和、終盤に入って平成になったばかりという時代設定です。

作品に関していえば、「予告編が本編」といった感じで特に目新しいものも無ければ、教訓にするほどの内容もありません。どこかで何度か観たような作品だなぁと思ったのですが、その通りでした。NHK総合で前後編の特別ドラマとして、また、TBSで3カ月の連続ドラマとしてすでに作品かされたものでした。今回は”初の映画化”というのが売り文句のひとつらしいです。涙腺緩かったり、特に不幸なく生きてる人は泣けると思います。

無理やり見所をひねり出すとすれば、やはり阿部寛さんの演技でしょうか。私が今回すばらしいなと思ったのは「歩き方」「走り方」でした。人柄と職業柄がよく表れている、セリフと表情じゃない演技のひとつです。

試写会場の様子

運営の力不足が理由のひとつでもありますが、治安は悪かったです。会場へ向かうエレベーター待ちの時点で、すでに「ああ、今回はダメだな」とわかりました。列を無視して乗り込む招待客、それを止めないスタッフに始まり…。

自分の席がわからないと訪ねて案内図を示すスタッフの顔をみたまま立ち尽くして「では、案内します」というまで話を無視する。
客席では上映中も帽子をかぶったまま。
上映開始ブザーが鳴ってからLINE画面を開いてスクリーンが明るくなるぎりぎりまで操作、もちろん電源オフはしない。
エンドロール中にスマートフォンを操作し始める。
…と、まぁ、やりたい放題でした。

招待状に記載、そして繰り返し管内アナウンスがあったせいか、私から見える範囲で上映中の飲食は見当たらなかったです。

運営スタッフも服装バラバラ、スタッフ証がついてたりついていなかったりで統率が取れているのか危うい感じ。規制退場についても上映前に伝えないせいでほとんどの人が終了と同時にわーっと席から離れて出口につめよってしまい、慌てたようにアナウンスがあっても控えるなんてこともなく。

招待の人数とスタッフの人数が多く、お金がかかった試写会のわりに効果は少なさそうだなと感じました。

さいごに

どんよりした気持ちで客席から出ると、ロビーでは女性4人組が「結婚してほしくないけど、あのシーンが良かった!」などと話したり、ポスターと一緒に写真を撮ったりしてはしゃいでいました。なんだか救われた気分でした。

役者さんの応援をしようかなという方、『とんび』は、4月8日(金)よりロードショーです。

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