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バンカーショットに特別な打ち方はいらない。

バンカーショットって特別なショットもしくは難しいショットと考えられている方が非常に多くいらっしゃいます。



私自身もプロになったばかりの頃はバンカーがすごく苦手でした。
今でも忘れない、プロテストの時もあるショートホールでホームランして逆のバンカーに入り、ザックリして出ず、トリプルボギーをたたいた苦い経験があります。



ガードバンカーからのバンカーショットの際、プロの指導法やレッスン書などにはオープンスタンス・オープンフェース・カットスイングでバウンスから砂に打ち込むような表現がされることが多く、このセオリーがバンカーショットを難しくさせている要因の一つとも考えられます。
(このセオリーが間違っているわけではなく、難なくできてしまう人はそのままでいいということで、この打ち方はオプションの度合いが大きいということと捉えています。)


現在のサンドウエッジ(SW)はヘッドの加工技術も進んでいることもあり、アプローチ兼用で使用していることの方が多いでしょう。ウエッジにはロフト角&バウンス角の表記をされているものが多く、例えば58-12といったふうに刻印されており、ロフト角58度でバンス角12度と読み取れるようになっています。またロフト&バウンスだけでなく、ソール幅&形状にも注目することも大事になってきます。


みなさんが持っているウェッジ、特にサンドウエッジ(SW)のバウンス角を含めたソール幅&形状によって合った打ち方がありますので、まずはスクエアに立ち、ボール位置もいつもとおりにして、砂の中にグリグリと足を埋めてロフト&バウンスを信じて普段どおりにスイングしてみましょう。


普段通りにスイングするだけで、厚くなっていたり張り出しいるソール部分つまりバウンスが最初に砂に触れることになります。このバンスはクラブを砂の中に潜り込ませないという(ダフリ防止機能)役割があるため、容易にエクスプロージョンショット(砂を爆発させたような現象)でボールをバンカーから脱出させることになります。

打ち終わったあとはすぐに砂を均すのではなく、砂の中に埋めた高さとスイングで削り取った砂の高さの検証をしてみましょう。ソール形状によってヘッドが砂に入る位置や取れる砂の量などが解ります。                              (バンカーの練習はどのショットに比べても少なくなりがちなので、上達するためには本番での検証がとても大事になります。)


砂が多く取れ、抵抗が強いようでしたら砂の中に埋める量を調整するかボール位置を変えるかフェースを少し開いてみるかなどで微調整をしてみてください。

砂質によっても弾かれやすかったり抜けずらかったりしますので微調整の中で探していただけるようにしていくことが、バンカーをよりシンプルに攻略することに繋がります。


打ち込む意識は捨て、普段どおりのスイングを心がけ、距離感についても小手先で調節するのではなく砂の中に足を埋める量で調節できるようにすれば、通常のバンカーショットつまりバウンスを利用して打つバンカーショットができるようになります。


今回はバンカーショットに注目してみました。
練習量が少なく、イメージしづらいショットのひとつかもしれませんのでご参考になれば。


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