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#創作2023_24 創作TALK2023 note版

BOOTHにてPDF版も配布中デス
頑張って作ったのでぜひダウンロードしてみてください!

ではではここからはnote用に編集したものを。

はじめに

『創作TALK2023⇒2024』をお手にとっていただきありがとうございます。

Twitterにて企画されている「創作TALK」にはまずはまとめ画像で参加させていただきましたが、やはり本業は文章、こうして無料配信のZINEとしても制作したいなと年の瀬に筆をとったわけです。

クリエイターらしい1年になった2023年

奇しくも今日、12月25日は私の誕生日。1年を振り返るにはいい日かもしれません。

どうぞお付き合いくださいませ。



1月から4月のまとめ

2023年1月

◆LINEスタンプ第一弾リリース

主なトピックとしてはLINEスタンプ第一弾リリース。「ありねこちゃん」という私のオリジナルキャラクター(実は中学生のころから描いていてずっと一緒にいるかけがえのない相棒です)のスタンプをリリースしました。1月に液タブ(液晶タブレット。デジタルでお絵描きができるすごい板)を購入したのでそれの練習を兼ねて、個展にも向けてということで制作しました。

以前も実はLINEスタンプを作ったことはあるのですが、慣れないフォトショップで作成したところ……黒歴史となったので今では販売停止しています。

1月はシナリオの仕事をしつつ2月の個展に向けての執筆をしていました。2月のページで触れますが「THE LETTERS FROM RAINYDAYS.」という展示は「物語の展示」をテーマに「手紙にまつわる物語」を公開するという内容だったので、ずーっと文章を書いていました。

2023年2月

◆初の個展「THE LETTERS FROM RAINYDAYS.」

BAR雨で開催させてもらった人生初となる個展。これまで貰った手紙の原本と、それにまつわるエピソードをnoteに掲載しQRコードでアクセスいただくという方式をとったのですがなかなか店内が暗かったり文字が小さかったりnoteの記事にまでたどり着ける人の少なさに気がついたのは会期終わりで……。

あとは「物語の展示」ではなかったなとか反省点は色々とあります。しかしながら「すごくいい展示だった」とか「このエピソードは小説にしたら賞をとれる。もしとれたらうちで映像化させて」など色々と嬉しい言葉をいただけたりもしました。なにげに毎日在廊という偉業を達成(?)し皆勤賞にて会期終了を迎えました。2024年には同じく2月にここで個展を開催します。

リベンジだ!

◆LINEスタンプ第二弾リリース

ありねこちゃんスタンプ第二弾リリース!第一弾とくらべて使いやすい感じです
結構みんな使ってくれていて嬉しい!「ありねこちゃん」の本格的な活動開始となりました

↓これは数を間違えて余分に作ってしまったスタンプ。第三弾に使おうかな

2023年2月

◆「手紙にまつわる物語集」制作

個展の際にnoteにまとめた手紙にまつわるエピソードを改稿し、個展の写真を収録した図録的な冊子を作りました。この時点で5月の文学フリマへの出店が決まっていたのでその時に頒布する中のひとつになるかな~とも思い制作。シアターサンモールでどえらく面白い舞台を観た帰り道に「AZALEA」という花屋ながらもワインを楽しめてさらにギャラリーも兼ねているという素敵なお店に出会い、そこでこの本を気に入ってもらい展示と販売をしていただきました。色々と方針が変わりそのお店は今では写真展をメインに開催しているようで、今後ももしご縁があったらいいのになと思いながらも行動にうつせずにいます。

2023年3月

◆ ガラスペンとの出会い

友人から「文章も絵も描くなら有沙に最適だ」と言われプレゼントしていただいたのはガラスペンとインク。すごくすごく嬉しかったです。しかも「雨」にまつわるインクで、青。ここから私のインク収集癖が始まります。でも結局は青に落ち着くんだよなぁ。青、好きです。

5月から8月のまとめ

2023年5月

◆文学フリマへ初の出店

何度か見に行く側として参加していた「文学フリマ」。昨年2022年に「デザインフェスタ(通称デザフェス)」に行って私もなにか出展側でやってみたいな、ならば文学フリマかな、と思ったのがきっかけです。

前述した「手紙にまつわる物語集」の他に新刊を作りました。

「すねこすりが邪魔してくる」・・・大好きなイラストレーター「茅里みね」さんに表紙イラストを依頼し、歌舞伎町✕妖怪な、「すこしふしぎ(SF)」な物語をつくりました。すねこすりというのは私が一番好きな妖怪です。

「メイド喫茶アヤカシ或いは実際に遭った怪異の話」・・・あなたは訪れたメイド喫茶にて妖しいお姉さんから怪異の話を聞くことになります。というあらすじで、私がこれまで実際に経験した怪談をお姉さんが語るという内容。これが実は一番売れました。怪談を欲しているのだな、みんな。

二次創作とかをしてこなかった半生なので、「おしながき」を初めて作りました。楽しかったです。「ポニーテールナイト」というイベントを開始した5月。

2023年6月

◆ポニーテールナイト怪談篇 開催

「ポニーテールナイト」はBAR雨で月1回開催させてもらっているイベントです。ポニーテールを世の中に布教してゆき、ポニーテールを語り、ポニーテールを楽しみ、ポニーテールを経験するイベントです。なんのこっちゃという方には一度来てみてほしいです。ともかく、この日のポニテナイトは「怪談篇」。ちょうど展示スペースが空いているタイミングだったので幽霊画を描いてみました。全然怖くなくて、これもリベンジしたいなと思っています。

来てくださった方が結構「今日は怪談を聞けるんでしょ」というスタンスでしたので、準備まったくしてなかったのに「メイド喫茶アヤカシ或いは実際に遭った怪異の話」を朗読するハメに。……リベンジしたいです!

来年には怪談師になろうと思っています。来年、ぜひ聞きに来てください。

◆テレッテレー!初参加

ヒトデさん主催のオンラインイベント「テレッテレー」。進捗報告をしてゆくという楽しいイベント。が、全然進まず……。秋のテレッテレーで頑張りました。

↑フィンランドにいる「サカバンパスピス」というゆるーい古代魚の模型

◆ありねこちゃん、フィランドへ

友人がフィンランドへ恋人に会いに行くということで文学フリマのときに作ったアクリルスタンドを差し上げて旅に連れていってもらいました。「#ありねこちゃん旅をする」はこの時に始まりました。日本国内でも北海道から沖縄まで旅をしてもらっています。可愛い子には旅をさせろ。ありねこちゃんには旅をさせろ。というやつです。メタルバンドのメンバーに会ったりしていて、ありねこちゃん……きみはビッグになるありねこちゃんだ……と感慨深くなりました。旅をする人には無償で差し上げています。お気軽にお声掛けください。

◆ペーパーウェル11参加

これまた初めて参加する「ペーパーウェル」。こちらもオンラインイベントで、ネットプリントなどを駆使して参加者の制作物を印刷して楽しむという趣旨のものです。私は「時間坂」という作品で参加させていただきました。このイベントはとにかく皆さんが感想を載せてくださって、すごくすごく嬉しかったです。普段はゲームシナリオなどを書いているので直に感想が届くということそれだけでかなり感慨深く……感激しきりでした。また参加する予定です。↓ここから無料配信中!

2023年7月

◆note創作大賞 参加

「父からの最期の手紙、父へと書いた最期の手紙」という実話で参加しました。結果はアクセス数やスキ!の数は結構いいところまで行ったものの、賞はとれず。やはり「創作」大賞というだけあって本当ならば創作物で参加すべきだったと反省。こちらも来年はリベンジしたい。この父との最期の手紙のやりとりというのが、個展のときに「絶対に賞がとれる」と某有名テレビ局プロデューサーに言っていただいたエピソードです。

その「賞がとれる」と言ってもらった!という話を写真家の小林鉄斎さんにお伝えしたところ、それからずっと「雨庭さんは直木賞作家になる」と言ってくれていて、近頃では「直木賞と芥川賞ダブル受賞」とか……来年がんばります!

◆「ありねこはどう生きるか」

というパロディイラストを描きました。初めての二次創作……?ブロマイドに印刷して本家の映画館で写真を撮っていたら「そんなグッズあったっけ?」みたいな目で見られた気がします。気の所為かも。

◆「forget me (not)」

お仕事で作詞をしたものの、そのアイドルグループが空中分解してしまったということでお蔵入りになり、もったいないなと思って作曲家の方に曲をつけてもらいました。それをYouTubeに上げることにして、人生初の動画制作。

2023年8月

怒涛のギャラリーラッシュ。

◆「フリーアート展」(創作空間アトリエあきば店)

ありねこちゃんとメイドさんのイラストを8月いっぱい飾ってもらいました。在廊中にお絵かきしたものがこちら。

ゲ謎、見たほうがいいんですか???

 

水木しげるの描く「かわうその妖怪」がかなーり好きで、六本木で開催された「水木しげる妖怪展」で立体になったかわうそくんがかなーりイケメンで、それを描いてみた図です。この絵のなかにいる妖怪たちはどれも雨庭セレクトな感じで、風をつかさどる妖怪「いちもくれん」と雨の中邪魔してくる「すねこすり」と「化け傘」です。

◆小林鉄斎写真展「森羅万象 からだ絵と文学」

表参道 穏田ギャラリーにて1週間開催されたこちらに「からだ絵語り」という文章で参加させていただきました。からだ絵寫眞というのは画家の岡田嘉則さんが女性の身体にモチーフを描き、それを鉄斎さんが撮影した作品。その中から狐と百合をそれぞれ物語に起こした「狐の幽艶地」「百合 葬」という2作を執筆し小説集としてZINEを作りました。さらには狐の写真でモデルをつとめた相葉るかさんという舞台女優さんによる朗読劇も開催し「狐の幽艶地~或る女狐の云ふ処には~」という少しだけ小説版とは顛末の違う物語も書き下ろしました。

この頃から私が「シャーマン系(巫女系)脚本家」なのではという説が浮上。というのも、モデルさんの写真だけ見て書いているのにおそろしいほどその本人とぴったり性格が合ったり職業を見事当てていたりと「なにかあるな」というシャーマンな性質に気づいたわけです。12月には「あじさいの幽霊」というからだ絵語りも制作しました。とにかくこの写真展では多くの経験をさせていただき、感謝感激雨あられです。「狐の幽艶地~或る女狐の云ふ処には~」は今後YouTube公開なども予定しているそうです。めちゃめちゃいいのでお楽しみに。

◆小林能伊写真展「残夢」―ノベルミュージアム少女が夢見た人形の物語―

こちらは鉄斎さんのご子息である能伊さんの初個展。それに文章で参加させていただきました。「ノベルミュージアム」の発起人も務めました。能伊さんと話し合って、「写真だけでなく物語も展示にして、見終わった時には1冊の本を読み終えたという鑑賞体験をしてほしい」という意味をこめて「ノベルミュージアム」という名前をつけさせてもらいました。本当は特許などもとりたいくらいの名前とコンセプトです。というか今後とるつもりなので、うかつに真似したらお金が発生しますのでご注意を。とかいってな。

ここでモデルを努めた「残夢風花」さんと初対面。かわいい子だな~~~という第一印象から、実際にドールパフォーマンスを見た後には大好きになってしまって……。12月の朗読劇にもオファーさせてもらった次第です。

「Dollism」という冊子にはこの「少女が夢見た人形の物語」の小説版と、「アンドロイドール」という私が大学生のときに書いた短編小説、さらには風花さんとの対談も掲載させていただき豪華な一冊となりました。この会期中に「ゴシックロリータバイブル」を創刊された鈴木さんという方にお会いできて、ロリィタファッションをこよなく愛していた身としては、身に余る幸福でした。ロリィタファッションをまた再開したいと思えた8月でもありました。

◆ギャラリーフィルモ「サマーラバー」参加

公募展に参加しました。千歳烏山にある小さなギャラリーで、ぜひいつかは…と思っていたところちょうどいい区画が空いていたので応募。レジンと粘土でつくった「ありねこちゃんスイーツ」が女児たちをメインに大人気。嬉しかったです!!また出展させていただきたい素敵なギャラリーでした。

レジンと粘土でつくったスイーツはこちらです。今度の個展やらねこ展やらでも販売したいなと思ってます。

というわけで怒涛のギャラリーラッシュな8月が終わりました。


9月から12月のまとめ

2023年9月

◆「ポストカード展」「ZINE展」

前衛喫茶マチモというギャラリーカフェに初参戦。以前お友達と行ってみたところすごく気に入ってしまって、公募展に連続参加してみました。結果的にはポストカードは不作でしたがZINE展のほうでは多くの方にお手にとってもらえて嬉しかったです。同じ表現者の方に褒めてもらえるのはとても嬉しいことでした。絵が上手くなった……そんな気がしました。気の所為かも。

2023年10月

◆映画「Wrong Good Bye」

もはや何から説明していいのやら……。とにかく映画制作ごっこをしました。ZINE「FICTION」には映画のちょっとしたノベライズも入っています。超おすすめのZINEです。動画制作にも挑戦して、丸2日かけて完成させました。すごくすごく頑張った創作です。今年1番頑張ったかもしれません。

「ありねこちゃん」のハロウィンのイラストを描いてみたり「ヴァンパイアの日」にあわせてイラストを描いたりもしました(あっこれ9月だ)。ハロウィンの日にはチェンソーマンのマキマさんの格好をして1日店長をしました。これは命令です。「似合う」と言いなさい。

2023年11月

◆女優 柴崎七虹さんと「ありねこちゃん」コラボ

8月の写真展で出会ったカメラマンのジーコさんと柴崎七虹さんとありねこちゃんの写真作品を制作しました。こういうポートレートとのコラボはぜひとも来年もやっていきたいです。お気軽にお声掛けください!七虹さんとは12月の朗読劇でもご一緒させていただくことに。

◆ぺらふぇす2023秋「Dollism」にて参加

BOOTHにて無料配信中。「ぺらふぇす」というこれまた素敵な企画に参加させていただきました。A4サイズの紙1枚で完結する作品やペーパーという規定に沿って制作したのは「Dollism」ぺらふぇす秋記念号。「少女が夢見た人形の物語」の掌編版と、ロリィタにまつわるコラム、「ヘッドレス・ヘッドドレス」という小説についての告知をしました。「ヘッドレス~」はまだ執筆前!来年がんばります。

◆招文堂「おまねきVol.2 まつわる」参加

「すねこすりが邪魔してくる」を改稿したものを掲載していただきました。感想や反応が全くなく不安……。主催様には丁寧にご対応いただき感謝感激でした。

2023年12月

◆「やっぱり猫が好き」フライヤー作成

初めての似顔絵に挑戦。似ている!と好評でした。イラスト制作の仕事はこれからもどんどんやっていきたいなと思っています。澤はいい店。

◆2人展「ジャポニスムー雅なる日本・かわいいJapan―」にて朗読劇「からだ絵語り あじさいの幽霊」脚本・出演

まぁ~~~~ね。まぁ、まぁね。もうひとり芝居はしないぞ!と決めた日になりました。脚本は自信作ですが、読む人が悪ければ本も悪く思われるのかなぁと思わされた日に。この1週間後に「Chrismas Stories」に出演しました。

◆朗読劇「Chrismas Stories~お人形たちのクリスマスパーティー~」脚本・出演

左下の「時空を旅する猫・アダム」ノイラストも制作したんだった

脚本・出演。これで1周間前の雪辱を果たす。この日は打ってかわって演技をとても褒められました。アフタートークで「本業が脚本家なのでもう出演は今日で最後です」と言ったからなのかもしれませんが、「また出てほしい」と言ってもらえたので、4年に1度くらいのレアな感じで出演し……し……します。とにかくロリィタちゃんたちと一緒にお仕事ができて嬉しい限り。やっぱりロリィタやドールが大好きだし、作品づくりの芯になるものだなと思います。

2023年 総括

画像のとおりですが、実にクリエイターらしい1年になった気がします。こうして「創作TALK」をZINE風フリーペーパーにまとめてみたのも1年をふりかえる最後の創作物になりました。

そういえばクリスマスの絵本も作りました。

「ありねこちゃんとクリスマスのフェアリーたち」という絵本で、朗読劇に出てきた「アダム」もちょこっと登場します

絶賛販売中デス。

というわけでお読みいただいた皆さま、ありがとうございました!

noteも来年は毎日更新とかしていきたいなぁ!

#創作2023_24

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