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青い月。

もう気がつけば九月ですが、先日は八月二度目の満月でしたね。

ブルームーンと呼ぶのだとか。
そして今年いちばん大きな月が見える日。

満月になる前から月の明るい夜が続いてました。

月が綺麗だと、なんだか少し悲しい気持ちになりませんか。

美しく透明な月にと対照的な、自分の汚い部分が照らされてしまうから?
それとも、月を見ると思い出してしまう過去がある?

そういえば知人がTwitterでこんなことを呟いていました。

月なんて一生綺麗じゃなくていいのにね。綺麗だった時を思い出させないで。

きたつめ on Twitter

彼は月を見て何を思うんでしょうね。
なんだか彼はかぐや姫みたいだ、なんて他人事のように思いました。
(他人事ですね)

私の月を見て思うのは、
夏目漱石は I love you.を月が綺麗ですね。と訳した逸話が有名ですが、
当時好きだった男の子と歩いていて、
月が綺麗ということはできず、ねえお月様だよ。なんて言い換えて一人でこそばゆく思った夜のことです。

何故か、月を眺めた思い出は些細な出来事でも覚えているような気がします。
不思議ですね。

昨夜は雲に隠れてしまっていましたが、
月末の月は、中秋の名月。
それまでには少しは涼しくなっていることを祈るばかりです。

2023.9.4

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