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保育園に預けたくない、はわがままか

娘があっという間に10ヶ月を迎えた。3月生まれの娘の保育園の入園申し込みを渋々行い、この度「保留(入園不可)」の利用調整通知書が届いたので今の気持ちを整理したい。

正直に言うと「まだまだ娘と一緒にいたい」という気持ちが、親以外の大人しかも保育のプロに見てもらえて栄養いっぱいの給食が食べられてたくさんの同年代のお友達と触れ合いながら娘が育っていくことの魅力よりも、勝っていた。
だってまだこんなに小さくて、おっぱいがないとお昼寝もできなくて、いつ何を口に入れるかわからなくて、歩くこともできなくて、ママがいないと大声で泣いて高速ハイハイでトイレまでついてくる娘だ。(かわいすぎる)
小さなこの子とまだ一緒に過ごさせてほしい、と神様にお願いしたいくらいだった。

だから私は、入園不可でほっとした。これで(途中入園が決まらない限りは)2歳まで一緒にいられるだろう。うれしい。

いやしかしこんなの、復職したくない私の単なるわがままだなぁとも思う。むすめちゃん、いろいろなことを学ぶ機会を奪ってしまったみたいでごめんね、とも思う。正解がなくて、何が娘にとっても私にとっても正しいのかわからない。

そもそも子どもを保育園に入れる時期について、もう少し選択肢が広がればいいのにと思う。

「好きな仕事に早く戻りたい」「子どもと離れる時間を作っていいバランスで暮らしたい」という人は0歳児から保育園に預けて働くだろう。

一方で0歳はもちろん1歳や2歳でも、子どもと一緒にいたいという共働きの親もいるだろう。

制度上、会社の育休は3年取れても「最寄りの保育園に3歳からは入れられないだろうから0歳児のうちに預ける」この選択って、なんだか悲しい。保育園の少なさや自分のキャリア中断のほかに経済的理由も当然ある。「育児休業給付金が出ないから1歳までに預けなくちゃ」とか、または「1歳までに預けるふりをして保育園に落ちて2歳まで延長する」作戦に出る人もいるんではないか(私です)。
制度を悪用して!と怒られるかもしれないけれど、生活するのにお金は大事だし、人生の中でも大切な子どもと過ごす時間も大事、わがままになるのはそんなに悪いことだろうか。

産休に入る際、会社には「保育園に受かれば1年で復帰したい」と伝えた。育休延長したい、と正直には言えなかった。そこもなんだかモヤモヤしている。

さて、1歳児で入園できなかった娘は、果たして2歳、3歳で希望の園に入れるか。たぶん無理だ。これからは無認可保育園を含めて選択肢を広げていくことになる。これもかけだ。

こういうことを子育てする私たちが迷い悩むことが少なくなるように、もっと自由に働けたらな。
働き方の多様性が、もっともっと、私のような会社員にも広がったらいいなぁ、と思う。

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