今週末、宅建士の試験日だそうです。

もし＃宅建士のタグでたどり着いた方。

業法を制する者は宅建試験を制します
５０問中、２０問出題。１６点は取りましょう。

↑よく聞くセリフだと思います。
なぜわざわざ書いたのかというと。
うちの兄やんが今年受けるというから。

ちなみに私は、平成１６年くらいに受けて一応
資格は持ってます。
資格は持っていても登録してないので
業は出来ません。

さて・・兄やん（息子２６歳）
がなぜ今年受けるかという話です。

兄やんはゼネコンに就職をしていましたが
今年の夏に転職をしました。
それも縁もゆかりもない全く違う業種。

ゼネコンにいたときは一級建築士は必修項目だったので
去年受けて、筆記は合格しましたが
製図で落ちてしまいました。
３年だか４年以内に受ければいいとかで
そのままにしています。

で、転職するにあたってかなり自分が何に向いてるか
相当悩んで考えたようです。

すると彼は
「僕は不動産の投資を勉強して実際に
建物のリフォームとかしてそれを売買してみたりしたい」
（大雑把に言うとこんなことだけど、実際はもっと緻密な話をしていました。私の頭が付いていけなかった。）

そのために宅建は必要だというのと
一級建築士の筆記でも、宅建科目と被るところもあり
持っていて損はない資格なのでチャレンジすることにしたというのです。

ちなみに私は丸二年かかって受かりましたが
兄やんは５か月くらいで仕上げようとしています（笑

万が一、将来的に必要なら私の資格証使って仕事してもいいよって言ったら
「そういう問題じゃない( 一一)」と言われたので（笑
しかし、もし兄やんが起業でもした暁には
アルバイトで雇ってもらえないだろうかと下世話なことを考えてしまいました。

私は最初の年にマイナス一点で不合格になり
やけっぱちになり
「もう勉強やめる」と言ったら傍にいた
友人に
「やめてもいいけど今年頑張ったことがチャラ＝ゼロになるんだよ？」
と言われ、考えなおして再チャレンジしたのです。

さてなぜか親子二代にわたって宅建の勉強をしているのだけど・・
私も特に不動産業界にいたわけでもなく
興味があるわけでもなく・・
ただ何か勉強したくてやっただけ・・
あの時確か３０代だったよなぁ・・（笑

実際に一番生活で役に立ったのは
やはり民法の基礎知識。
これはですね・・民法・・離婚したときにすごーく役立ちました。

次に役立ったのは悪徳不動産会社との退去時の請求。

資格取ってから、私がその物件と契約したときにかなり
余計なお金を払ってることに気が付きました。
自社物件だと敷金礼金払わなくてもいいのだけど
（業ではないので）
間に関連会社を噛ませて、わざとお金を落とすように
していたのです。

なので、退去時に１５万だかなんだかの請求が来たときに
私が主張したのは下記。
「入居時に立ち会って重説を行っていない。
重説をしてくださいといったけど契約書と鍵だけ送ってきたので
入居時の状況を確認してないのになぜ退去時の経年劣化の請求ができるのか？」
と言いました。

すると
「まぁ決まり事なんでね。退去時にクリーニング代払うように
なってるし、契約書にも書いてある」というので
「いや、東京都ルールでは言われてない。経年劣化はある程度
認められてる。」
という問答になりさらに私が
「わかりました。少額訴訟をしますのでそこから判断してもらいましょう」
というと
「ああ。よくあることなのでいいですよ。」といって
非常ににこやかに業者と別れたのです。本当に世間話するみたいに
会話したので。
(もちろん宅建の資格を持ってるとは言ってない）

そしてすぐに訴訟の準備をして
（割と簡単にできる）
いろいろ書類をまとめて裁判所に送って
数日したら業者から電話が来て
「すいません。少額訴訟の件ですが取り下げてください」とのこと。
「え？なんでですか？いいですよって言ったからそうしたまでなんですけど？」→すごい嫌味なばばあ（笑
というと
「いやどう考えてもこちらの過失ですので。すいません。
敷金お返ししますから」
というので、取り下げました。本当にするとは思ってなかったんでしょうね。

すると前に同じアパートに住んでいた人が
その話を聞きつけて
「私もお金返してもらう。」といったものの
すでにその人は退去しており・・
問い合わせたけどダメだったという話を聞いて
まぁそうだろうなと。
法律はあらかじめ知っていないと上手く効果をなさない。

今はネットでこのような情報はすぐにわかるけど
当時はまだ情報もそこまで追いついてなかったので
ほとんど知らないことが多かった気がします。

今はネットで内見したり重説受けたりできると聞いています。

さてさて。今年、宅建士の試験を受ける方。
頑張ってください。
兄やんからテキスト見せてもらったけど
ほとんど覚えていませんでした。m(__)m