【リョガ種】ツバサ。

🖋300字小説🖋
【越前リョーガ×種ヶ島修二】
「ツバサ。」

リョーガの背中にツバサが生えているような気がする時がある。
それは大きくて白くて──まるで天使の羽根のような。
「どうした?」
「リョーガって天使なのかもしれへんな」
「何言ってんだ。面白ぇ奴」
いつかそのツバサを広げて何処か遠くへ行ってしまうのかもしれない。
そう思うと寂しくなってしまって。
「あと変なこと考えてんじゃねぇぞ。修二はよくそういう顔すっから」
多分、俺は悲しい顔をしていた。
だからリョーガは大きく笑ってくれた。
「ずっとここにいるから大丈夫」
何も言わずとも察してくれるリョーガは優しくてカッコ良くて。
「おーきに☆リョーガ」
世界一素敵な恋人だと思うのだ。

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