空々ロク。

小説を書いたりイラストを描いたりしています。 一次創作、二次創作(テニプリ/ヒロアカ)…

空々ロク。

小説を書いたりイラストを描いたりしています。 一次創作、二次創作(テニプリ/ヒロアカ)ごちゃまぜ( *´︶`*)

最近の記事

LINE着せかえ「ナルトとかまぼこ。」

新作LINE着せかえ「ナルトとかまぼこ。」をリリースしました(*^^*) ナルトとかまぼこの美味しそうな着せかえ🍥 ふんわり可愛いデザインにしました! 宜しくお願いいたします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)

    • 【月寿】過去、現在。

      🖋300字小説🖋 【越知月光×毛利寿三郎】 「過去、現在。」 初めて毛利と出会ったのは試合をした時だった。 完膚なきまでに叩きのめした自覚はある。 けれど次に合宿所で出会った時、毛利はへらりと笑って言った。 「おかげで目ぇ覚めましたわ。ありがとうございました」 「そうか。それは良かった」 「これから俺もここでお世話になるんでよろしゅう頼んます」 笑顔なのに目だけは笑っていない。 いつか俺を倒すつもりだということはよく分かった。 「あぁ。よろしく」 あの頃のことを思い出す。

      • LINE着せかえ「おばけ双子うさぎ。」

        新作LINE着せかえ「おばけ双子うさぎ。」をリリースしました⸜(๑⃙⃘'꒳'๑⃙⃘)⸝⋆* オリジナルキャラクターのおばけな双子のうさぎさん(U。・×・。U) 白黒メインにドット絵でデザインしました✨ 宜しくお願いいたします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)

        • 【荼毘爆】合鍵。

          🖋300字小説🖋 【荼毘×爆豪勝己】 「合鍵。」 荼毘から合鍵を貰った。 「好きな時に家来ていいぜ」 そう言っていたけれど1度も使えずにいた。 (いねぇ時に行っても意味ねェしな) 誰もいない部屋を訪れる理由がない。 けれど今日は初めて使うことにした。 昨日から連絡がつかないからだ。 ガチャ、と鍵を差し込んで回す。 当然ドアは難なく開く。 「おー、来た来た」 「はァ?元気じゃねェか。何で連絡返さねェんだよ」 「お前に来て欲しかったからだ」 ククッと笑った荼毘を見て大きな溜息を

        LINE着せかえ「ナルトとかまぼこ。」

          【リョガ種】ツバサ。

          🖋300字小説🖋 【越前リョーガ×種ヶ島修二】 「ツバサ。」 リョーガの背中にツバサが生えているような気がする時がある。 それは大きくて白くて──まるで天使の羽根のような。 「どうした?」 「リョーガって天使なのかもしれへんな」 「何言ってんだ。面白ぇ奴」 いつかそのツバサを広げて何処か遠くへ行ってしまうのかもしれない。 そう思うと寂しくなってしまって。 「あと変なこと考えてんじゃねぇぞ。修二はよくそういう顔すっから」 多分、俺は悲しい顔をしていた。 だからリョーガは大きく

          【リョガ種】ツバサ。

          【月寿】小説。

          🖋300字小説🖋 【越知月光×毛利寿三郎】 「小説。」 就寝前、月光さんは小説を読む。 その姿を眺めるのが俺の日課。 窓から射し込む月の光に照らされた月光さんは神々しく見える。 綺麗で、非現実的で。 見ているだけで幸せな気持ちになる。 クッションに抱き着きながらこっそり眺めていると目が合った。 一瞬錯覚かと思ったけれど確実に目が合っている──気がする。 「あ、視線邪魔でした?」 「いや。いつものことだから気にならない」 「気付いてたんや」 「熱視線だったからな」 苦笑した月

          【月寿】小説。

          【荼毘爆】猫。

          🖋300字小説🖋 【荼毘×爆豪勝己】 「猫。」 公園に立ち寄ると荼毘の姿が見えた。 しゃがんで手を伸ばした先には猫がいる。 なでなでと頭を撫でるその顔は優しく、幸せそうに思えた。 「猫、好きなのかよ」 声を掛けると荼毘は俺の方に顔を向けた。 「まぁな。だって可愛いだろ?」 「否定はしねぇけどな」 「ククッ……嫉妬してんのか?」 「ンなわけねぇだろ」 隣にしゃがみ、猫を眺める。 猫は俺のことなど気にした様子もなく荼毘にじゃれたままだ。 随分懐いてるらしい。 「意外だな。お前、

          【荼毘爆】猫。

          【リョガ種】約束。

          🖋300字小説🖋 【越前リョーガ×種ヶ島修二】 「約束。」 あの頃、リョーガと交わした約束。 3年後にまた会いに来るという言葉。 律儀にそれを信じていた。 だから誰にも恋をしなかった。 (アホやと思うけど好きやからしゃーないなぁ) 1度も連絡のない彼の言葉を信じ続ける方が間違っているのかもしれない。 それでも、縋ってしまうのだ。 (今もまだ俺はあの頃と変わらず大好きやから) リョーガのことを考えながら外出する。 だから最初は妄想だと思った。 目の前で笑っているのは幻影なのだ

          【リョガ種】約束。

          【月寿】うさぎ。

          🖋300字小説🖋 【越知月光×毛利寿三郎】 「うさぎ。」 「うさぎ、好きですか?」 「猫ほどではないが好きな方だ」 「わ!良かった。今度うさぎカフェ行きたいと思ってて。折角やから月光さんと行けたらなって思ったんや」 月光さんは少し考える素振りをしてから言った。 「誘うのは俺で良かったのか?俺は動物に好かれない方なんだが」 「月光さんがうさぎと戯れとるん見たいんですわ。せやから月光さんがうさぎ好きで良かった」 「そうか。なら一緒に行こう」 「へへっ!ほな今度の休日行きましょか

          【月寿】うさぎ。

          【荼毘爆】好きだからこそ。

          🖋300字小説🖋 【荼毘×爆豪勝己】 「好きだからこそ。」 深夜、悪夢で目を覚ます。 鬱々としながら路地裏へ向かった。 誰かに蒼炎をぶつけたくて。 深夜、苛立ちを募らせて目を覚ます。 イライラとしながら路地裏へ向かった。 何かを爆破させたくて。 「あ、」 まさか出会うと思っていなかった。 同時にニィッと口の端を上げる。 そして同じ笑顔で同じことを思い浮かべた。 こういう時「恋人」の存在が有難いと思う。 「やるか?」 「当然」 青い炎が辺りを包み、爆破音が鳴り響く。

          【荼毘爆】好きだからこそ。

          【リョガ種】夢の国。

          🖋300字小説🖋 【越前リョーガ×種ヶ島修二】 「夢の国。」 「修二、これやるよ」 「わっ!夢の国のペアチケットやん!何で?ええの?」 「運良く当たってな」 「リョーガが懸賞に興味あったなんて意外やわ」 「たまたま集まったモンの景品がこれだっただけだ。で、運試しに応募したら当たった」 「無欲の勝利やな☆めっちゃ嬉しいわ!ほないつ行くか考えんと」 「そうだな。お前となら考えてる時間も楽しい」 「嬉しいセリフ言うてくれるやん。プランとかいっぱい考えよな」 「じゃ、食堂でも行くか

          【リョガ種】夢の国。

          【月寿】プレゼント。

          🖋300字小説🖋 【越知月光×毛利寿三郎】 「プレゼント。」 「月光さん!これ貰ってください」 「ありがとう。誕生日でもないのにいいのか?」 「はい。月光さんに似合いそうやなと思ってプレゼントしたくなったんで」 毛利に渡された袋を開ける。 そこには小さな猫の置物が入っていた。 「可愛いな」 「そこの棚の上に置くのにピッタリやなと思ったんですわ」 言われた場所に置くと猫の置物がちょこんと座った。 「確かに丁度いい」 「これでいつでも癒されまっせ。沢山可愛がってあげてくださいね

          【月寿】プレゼント。

          【荼毘爆】浴衣でデート。

          🖋300字小説🖋 【荼毘×爆豪勝己】 「浴衣でデート。」 「じゃ、行くか」 「おう」 浴衣で祭りに行きたいと言ったのは荼毘の方だった。 だから2人で試行錯誤しながら着付けをして、やっと出掛けることが出来た。 からん、と鳴る下駄の音は夏の終わりを感じる。 「何で浴衣がいいっつったんだ?」 「こういうのやったことなかったからやってみたくてな」 「ふぅん」 荼毘の過去は勿論知っている。 「当たり前」が存在しなかったことも。 だからこんな些細なことで良ければ付き合ってやりたいと思う

          【荼毘爆】浴衣でデート。

          【リョガ種】今朝。

          🖋300字小説🖋 【越前リョーガ×種ヶ島修二】 「今朝。」 種ヶ島修二のことが好きだと気付いたのは今朝だった。 起きてすぐにそう思ったのは夢の影響かもしれない。 夢の中では当たり前のように付き合っていて、それが自然に思えた。 (夢の所為で現実まで変えたくなるなんてな) 片手でオレンジを投げてキャッチする。 それを繰り返しながら種ヶ島の元へ行った。 「よっ、話あるんだけどいいか?」 「おはよ。どないしたん?」 「俺と付き合ってくんねぇ?」 唐突な告白に種ヶ島は驚くことなく頷い

          【リョガ種】今朝。

          【月寿】帰り道。

          🖋300字小説🖋 【越知月光×毛利寿三郎】 「帰り道。」 コーチに頼まれた買い物を済ませた後、合宿所への帰り道。 秋の夕方は肌寒く、俺はぶるっと身体を震わせた。 「寒くなってきましたね」 「そうだな。上着を持ってくるべきだったかもしれない」 同じように寒がる月光さんを見上げる。 マフラーがあれば貸してあげたかったけれど、当然持ち合わせていない。 しゅんとする俺の頭を月光さんはポンポンと叩いてくれた。 「何となくお前の考えていることは分かる」 「流石月光さんでっせ。あ、ええこ

          【月寿】帰り道。

          【荼毘爆】麻婆豆腐。

          🖋300字小説🖋 【荼毘×爆豪勝己】 「麻婆豆腐。」 辛い物が好きだという爆豪の為に麻婆豆腐を作ってみた。 自炊をしていた俺にとって料理は難しいことではないけれど、誰かの為に作ったのは初めてで美味しさへの自信はなかった。 「悔しいけどめちゃくちゃ美味い」 激辛の麻婆豆腐に爆豪は満足してくれたらしい。 「今まで食った中で1番美味い麻婆豆腐かも」 「そうか?そりゃ良かった」 「お前、料理得意なんだな」 「普通だと思うぜ。でも爆豪に美味いって言って貰えて嬉しい」 ニッと笑うと爆豪

          【荼毘爆】麻婆豆腐。