【月寿】うさぎ。

🖋300字小説🖋
【越知月光×毛利寿三郎】
「うさぎ。」

「うさぎ、好きですか?」
「猫ほどではないが好きな方だ」
「わ!良かった。今度うさぎカフェ行きたいと思ってて。折角やから月光さんと行けたらなって思ったんや」
月光さんは少し考える素振りをしてから言った。
「誘うのは俺で良かったのか?俺は動物に好かれない方なんだが」
「月光さんがうさぎと戯れとるん見たいんですわ。せやから月光さんがうさぎ好きで良かった」
「そうか。なら一緒に行こう」
「へへっ!ほな今度の休日行きましょか!」
「そうだな」
今日、またひとつ月光さんのことが知れた。
ひとつまたひとつ──好きな人の好きな物を知っていけることが嬉しい。

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