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飛騨往訪記①よりディープな体験型の旅を求める外国人の姿を見た!

こんにちは。

今回は、あめつちデザイン代表の霜竹が、先日往訪した飛騨で感じたことを共有してもらいました。

飛騨の地は2019年の創業時に、最初に訪れた場所であり、
「cocodake」のサービスがスタートした、始まりの地でもあります。

弊社にとって、そんな思い入れのある飛騨の地を久しぶりに訪れた霜竹が、感じたこととは?

ぜひ、ご覧ください。

今日は前回に続き、先日往訪で伺った飛騨で私が感じた率直な感想をお伝えしてみたいと思います。

今回、非常に強く感じたことは、日本の有名な観光地、魅力的なディスティネーションを一通り行き尽くした人たちが、飛騨高山に惹きつけられているということです。

古い街並みがあって、よりディープな日本文化を体験できる場所として飛騨の地が選ばれている、ということですね。

彼らは街歩きだけではなく、酒蔵で日本酒の試飲を楽しんだり、酒造りの歴史などを紹介するレクチャーに熱心に耳を傾けていらっしゃる姿も、とても印象的でした。

街には日本人よりもむしろ、外国人の方のほうが多かったくらいです。

それから産業振興センターといって、地元の作家さん、職人さんがつくる伝統工芸をご紹介する広いショールームがあるのですが、そこもインバウンドの方々が多く、とても興味深そうにご覧になっているんですね。

私はそんな旅行者の姿を見ながら、その土地で育まれてきた固有の文化を体験したり歴史を知ることに価値を見出しているのだな、と感じました。

生活習慣は地域の特色を最も色濃く出しているものだと思いますが、彼らは地域に根ざした文化や歴史を知ることで、地域にもっともっと深く関わっていきたい気持ちがあるのでしょう。

たとえば白川郷の合掌造りの屋根は、雪よけのために勾配が深い三角形になっていますが、これもその地域の風土や生活習慣によってできたものですよね。


 こういうことはネットでも情報を得ること自体はできますが、やはり実際にその土地を訪れてみないと深く知ることはできません。
 
その意味でも、飛騨は地域全体、広いエリアにわたって人々の生活習慣に触れることができる場所で、だからこそこの地は多くの外国人観光客を惹きつけているのだと感じました。
 
前回の記事でもご紹介いたしましたが、これぞ五感をフルに使って味わうこと、まさに「Feel」に訴えかける部分ですよね。

 
 もちろん、東京、大阪、京都などの都市にも魅力的な観光スポットはたくさんあると思います。
 
ただ、その土地の風土を表すような生活習慣が広範にわたって根づいているかというと、そうではないように思うんですね。

たとえば東京・浅草は外国人観光客にも根強い人気ですが、人気の浅草寺でも一歩外に出れば、高速道路が走っています。

食事は和食もありますが、フレンチ、イタリアンのお店も増えています。
 
日本文化を色濃く感じたいと思ったら、やや物足りない感じがあると思うんです。局地的に浅草の下町文化の雰囲気を味わうことはできても、それはほんの一部であって全体ではない、と。
 
これは日本に限らず、海外に目を向けた時にも同じように見えてくる現象です。
 
フランス旅行は昔からパリが人気ですが、文化を深く感じようと思ったら、ローカルな田舎を訪れた方が、よりディープな体験ができます。
 
イギリスも同様で、ロンドンも楽しいけれど、都市を離れて北の方に行くと古城がたくさんある地域がありますよね。

そういう場所を訪れて実際にお城に一歩足を踏み入れて、城内の装飾や建築を目の当たりにすることで、昔のロイヤルファミリーがどんな生活をしていて、どんな文化や歴史的背景があったのか?ということを窺い知ることができます。
 
そういうディープな旅が、日本だけはなく今、世界的に求められていると思うんですね。
 
やはり現地に行って、その場で体感しないと見えてこないこともあって、今回の往訪では、ひと昔前に比べて、よりディープな体験を求めている外国人観光客のニーズを肌で感じました。

話が長くなりそうなので、いったんここまでということで(笑)。

今回の往訪では、もう一つ大きな気づきを得たので、それについてはまた、次回お話ししたいと思います。
 
↓後半はこちらをご覧ください↓


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