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【終ヴィルFD】終遠のヴィルシュ リュカルート救済エンドの後日談感想

【ネタバレを含みます】
















FDだというのに罪の清算を果たすために地獄めぐりをするはめになるとは…
アンクゥがでっちあげた設定が割と再現されててちょっと笑いました。

状況は地獄そのものだけど、肉体と精神フルコンボで殴られ続けた本編に比べたらぬるさを感じてしまうな…いやあ終ヴィルってすごいゲームだね…ハハハ…

リュカ先生には「大事な人を想って行動した結果、全員を不幸にしてしまった」という負い目がある。引き起こした惨事を想えば当然の帰結だと思う。
だから「私のことは忘れて、生まれ変わって幸せになってほしい」と願うわけなんだけど、ナディアとセレスが「生まれ変わっても家族になろうよ」と思いとどまらせる。

セレスちゃんの女神っぷりが遺憾なく発揮されていたな。
「あなたを孤独にしないために地獄の果てまでついていきます」を本当に実行する女。セレスちゃんなーーんも悪いことしてないのにね。強い。
そんなセレスちゃんだからこそ、リュカ先生は「私が最後まで責任をとって手を引かねば」と頑張れたのだと思う。

リュカ先生のサブタイトル「人を導く運命を切望する男」だもんね。終ヴィルFD、各キャラクターのサブタイトルをきっちり体現したシナリオになってて本当に見事。FD含めて一つのタイトルになっている感がある。

リュカ先生は優しく正しい人なので贖罪を果たそうとするだろうな、幸せにはなれなさそうだな、と思っていたけど、ちゃんと光を得ていて安心した。始まりは不穏オブ不穏だったけどちゃんと希望もあった。よかった…

エンディングのAvec toiという曲にこういう歌詞がある

世界にだって奪わせないよあなたとの希望は

「Avec toi」月蝕會議

終ヴィルという作品を端的に言い表したいい歌詞だなぁと思っていたんだけど、特にこのルートのセレスとリュカ先生にぴったりだな。地獄の最奥で業火に焼かれながら愛を告げあう二人をみてそう思った。

生まれ変わった世界では普通の幸せな人生を歩んでほしい。プルースト一家に幸あれ!!

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