ハープは今、熱いインタビューを読んだ。

ドロシー・アシュビーを聴いている。柳樂光隆がブランディー・ヤンガーにしたインタビュー「Brandee Younger が熱弁、Dorothy Ashbyとジャズ・ハープが今求められる理由」が公開されたのを読んだから。https://rollingstonejapan.com/articles/detail/39918

幼い頃、オーケストラが身近だったのでクラシックのハープは本物を聞く機会がわりとあった。そこだけ世界が違うようなたたずまいが素敵でやりたい楽器を「ハープ」と答えていたこともあったが到底無理だろうと思ってもいたのでなんとなくいっただけみたいな感じだった。実際に長期間習ったピアノもバイオリンも今は全く弾けない。猫ふんじゃったさえ怪しい、ということが最近わかったがそれでもあれに関してはなんでこの曲は万人が弾けるんだとは思う。いろんな才能がないので音楽を大好きと思っても細やかにそれについてなにか考えるでもなく記憶もあいまいだからこういうインタビューを読むと本当に驚愕してしまう。双方すごい。でもまあなにを知らなくてもこうして紹介されている音源を聞きながら二人の会話を読むととハープってこんなにすごいことになってるのかと驚く。私の知っているハープと全然違う世界がいろんなジャンルで広がっていたんだな。そしてなにより自分を育ててくれた文化を愛しそのパイオニアへの敬意をただなぞるのではない仕方で彼らがやりたかっただろうけど様々な制約でできなかったであろうことも実現していく姿がかっこいい。素敵なインタビューだった。ドロシー・アシュビーの未発表音源のリバイバル、You’re A Girl For One Man Onlyの映像もいい。柳樂光隆がツイートでくっつけてくれている音源をお言葉に甘えてお供させていただきながら読んだ。https://twitter.com/Elis_ragiNa/status/1695002005461520563?s=20