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ドネーション

1月に行ったメルボルン一人旅の続きです。

日本を夕方出発の便に乗って、メルボルンに早朝に到着しました。
いつもの事ですが機内では全然眠れなくて、特に満席の飛行機で久々の海外、なおかつ一人旅・・・いつも以上に疲れていました。

公共の乗り物も充実しているのですが、空港から市内までタクシーで60ドルンくらいとガイドブックに書いたあったので、荷物もあるしタクシーを使おうと思いました。

TAXIの表示に従って移動すると、タクシーを予約するカウンターはあるのですが、TAXIらしきものは停車してませんでした。

Uberの乗り場は結構な行列が出来ていて、まだアメリカほど普及してないのかなと思いました。

数名の客引きの運転手がいて、そのうちの一人にどこに行くのかと聞かれ、「シティまでだけどいくらで行ける?」と聞くと、ちゃんとメーターに沿って金額が提示されるから信用してと言われました。

私が彼と話している間、近くを取り掛かった地元の男性に「気をつけて」と忠告されました。

この忠告に従うべきでした!

身ぎれいな男性で礼儀正しい感じだったので安心してしまった事と、早くホテルに着いて荷物を預けたい気持ちが優先してしまいました。

確かに彼の車は乗り心地がよく、とても丁寧に話をするので移動中は問題なく過ごせました。
ホテルに着いて料金を聞いてびっくり!!
通常のタクシー運賃の5倍でした!!!

「やってしまった!」と後悔しきり・・・
着いた早々からこんな目に合うなんて、私はメルボルンに縁がないんだ!
とまで思いました。

とりあえず気持ちを切り替えて、ホテルに荷物を預けてシティ内の散策やカフェ、名所めぐりを楽しみましたが、ふと思い出すたびに悔しい気持ちがよみがえっていました。

翌日ガイドさんにこの話をしたら、「よく話してくれました!」と言われました。

彼女はアメリカの留学経験もあり、旅行好きで90ヶ国以上旅した経験があります。
結婚してメルボルンに住んでからは、どこかに行きたいという気持ちがなくなったくらいメルボルン大好きメルボニアン(メルボルンっ子)

「私の経験から旅先でそういうことがあるときは、現地へのドネーション(寄付)だと思って気持ちを切り替えた方がいいですよ」と言われました。

「気持ちを切り替えると、別の方向からそのお金が戻ってきます」とも!

これはいい考えだと思い、嫌な気持ちのまま旅行を続けるより、ドネーションして気持ちよく出費したと思おうと切り替えました。

ガイドさんに精神面のケアまでしてもらい、さらに親密度が高まりました!


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