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大人になれない親を持つ 8

今回は父の話です。
幼稚園位の頃、父は車を買う迄はバイクで仕事に行っていた。父の帰宅時間頃には聞き耳立ててそのバイク音を聞くと外に飛び出して行きバイクのタンクの上に座らせて貰いハンドルを一緒に握り近所を一周する。60年近く前なのでそんな乗り方出来た。中古車買ってからはの父と二人で車で、平日のちょっとした時に、父の従兄弟の家とか友人の家に出かけたりした。そんな事もあり車も運転も好き。
七五三迄は髪の毛長かったけど、それ以降は短髪で床屋さんにも父と一緒に行って散髪して貰った。何も言わなくてもそっくりだから親子と分かる。よく床屋さんがそっくりだねと、父も私も嬉しかった。母とは余り似てなかったから母は私の事、姪なのって言ったりしてた。
お箸の持ち方は父が直してくれた。小6まで鉛筆持ちだったのを見かねて、毎夕食毎に出来る迄教えてくれて感謝している。父とは感覚も似ているから素直になれる。
犬と一緒に生活してわかったけど、幼い私はまさに忠犬の様でした。犬でも人間でも大切にしてくれる人はわかる。
つづく


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