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新年度になったのにお別れの話

新年度になりました。

先日、伊勢神宮に参拝した頃から、
おいせさんスプレーを使いまくって浄化されてんのか、なんなのか?

地元の同級生の夢ばかり見ます。

こういう時に思うことがあって。
私は「その人」のことを思い出していても、向こうは「今や未来」のことで頭がいっぱいで、
きっと私のことなんて忘れているだろうな、ということです。

以前、カウンセリングで話していました。
「自分のことを、誰かが大切に思ってくれているという実感がない」。

でも先日、前の職場の方に連絡を取ったら
「時々千乃さんのことを話している」
と言ってもらえました。

泣きました。
転職や目の前の不安で頭がいっぱいになっていた時、
どこかで私のことを想ってくれてる人がいたんだなって。

そして考えていました。
春になって別れが来ます。
担当してくれていたカウンセラーの方も、違う場所に移動になりました。

新しい環境で新しい人に会ったら、
私のことなんて忘れちゃうんじゃないかな。
また会えるのかな。
目の前のコミュニティの人と仲良くしていたら、
私のことなんて忘れるんじゃないかな。
思い出してほしいのかな。

そんな話をしていたら、
カウンセラーさんに言われました。
「私にも時々思い出してほしいのかなと思いました」
そして
「思い出さない訳ないと思います」と。

泣きました。

「別れ」というのは自分が想像する以上に、
精神的にくらうものが多いんだなって、
東畑開人さんの本を読んで感じていました。

別れがある、けれども出会いがある。
わかってる、でも私のこと思い出してくれるのかな?

だけど違う場所でがんばってほしい。
そして私もがんばる。
「お互いがんばりましょうね」

そう言って別れました。
今日から新年度。
私の知らない場所で、
遠く想うあの人も一歩を踏み出しているのでしょう。

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