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稽古場に育つ空気感

6月にはいり、稽古場の熱量がまたひとつあがった。

ダンスも歌も演技も、すこし先へ進もうとしているところなのかな。みんなが出来る、基礎の基礎から、ちょっとレベルアップして。難しいことや、出来ないことも増えてきて。

戸惑いがあったり、心が波だったり、胃がひっくり返りそうになったり、揺らぎがあるのを感じている。

そんな揺らぎのなかで、ひとりひとりの個性が際立ってきて、それもまた面白い。

経験者のキレッキレのかっこよさに惚れ惚れしたり。出来なくて悔しがる様子に心打たれたり。

ひとり、ひとりの言葉や、行動や、態度や。
それこそ、目の奥にある光や、ちょっとした気遣いにも、それぞれの個性が光っていて。

みんな素敵で、なんだか愛おしい。

ここに集まる仲間達へのリスペクトと、信頼が、あつくなってきているのを感じる。

ありのままでいい。
…って、よく言うけれど。

ありのままでいさせてくれる、
仲間や場の力は、大きいなと思う。

やりたいことは、やりたい。
やりたくないことは、やらない。

落ち込むのも、泣くのも、拗ねるのも。
個性を輝かせることも、遠慮なく。

出る杭うたれず。失敗なんてなく。
そのすべてが、ナイストライ。
尊重し、応援し、刺激し合い、健闘を讃え合う。

ただの仲良しではない、そんな空気感が、いまの稽古場に育っているように感じて。

ここにいれることが有難いな。みんなのことが好きだなって。クタクタになりながらも、想いを噛み締めた、稽古からの帰り道。

 2022年6月9日
(文責:キャストゆうき)

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