見出し画像

とある秋の日の雑記

少しずつ寒くなるこの毎日に喜びを感じる一方で、ちょっとした人恋しさも抱きつつ。最近はお陰様で人と関わる機会も増えたけれど何かと焦りを感じたままであることも紛れもない事実。そんな11月、私が恋する晩秋である。

宛もなく何処かに行きたいと思い仕事を終えた私は自転車に跨る。電車に乗って街に出て1人で飲んでも良かったけれど沈黙の臓器が声を発し出していることをなんとなく察していたのでそれはやめた。近頃はお陰様で不健康である。ちょっと前の私からすれば嬉しい悲鳴なのかもしれないけれど。

近くの公園をぐるっと。辺りはすっかり暗くなっていたがまだまだ大勢の人。家族連れにカップル。犬の散歩やらランニングやら。それを横目に走らせればちょっと肌寒い秋風が頬を掠めるけれど、でもなんだかそれも心地よくて。これまで感じてこなかった妙な感覚。30回目の秋は何かいつもと違っていて変だよ、正直。

でもほんとはそうじゃない。生活が変わり、お金や時間の使い方も変わった。仕事のやり方はもっと悪い方向に変わって、お金の使い方も派手になって。暴飲暴食だし何らいいことはない。とは言ってもお陰で見えることもあったりして。だからさ。秋がいつもと違うのではなく私が勝手に変わってしまったのだなって。きっと。

変わるものと変わらないもの。そのどちらも大切にしながら。ちょっと先のあの輝きを手に取ったとき、色んなことの答え合わせをしよう。秋でよかった。今日はそれだけ。

Nianago boy and Comedy girl on a late autumn day

にゃーん。