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婚活じみたことをしていた30歳までの話 ~街コン編②~

居酒屋街コンがひとつも面白くなかった24歳の私。

次に見つけたのは、上野動物園で行われる

動物園コン

これはいいのでは!?となった。


なんせ

仕事はなんですか?
休みの日はなにをしてますか?

といった、クソつまらない質問をしなくとも

わ!クマですよ!
まぁ!フラミンゴです!

と、目についた動物を言うだけでなんとなく盛り上がる気がするからだ。

とにかく、間がもつというのは素晴らしい。

男がつまらなくても動物がかわいければそれでいい。
目のやり場があるというのはありがたい。


当日は、24人の男女が集まった。

男4女4のグループを3つ作り、時間毎に男性グループが入れ替わるというシステム。

以前のように15分で交代ではなく、

では今から45分後にサル山に集合してください!

という感じなので、45分あれば
「どの動物見ます~?」
「あと5分しかない!サル山どこでしょう!?」
みたいなやりとりをしながらなんとなく打ち解けることができる。


さらに、同性4人は45分×3セットを共にする仲なので、自然と仲良くなれる。


同性同士が仲良くなれるというのもなかなかのメリットだろう。


私は学生時代の友人と2人で参加した。
一緒にグループになる女性2人も友達同士で参加しており、社会人サークルやBBQなどに積極的に参加するタイプの社交的な女性達で安心した。
(今にして思えば、マルチとかなんらかのビジネスの匂いを感じなくもないのだが、その後彼女達の企画したパーティがなんやかんや流れてその後は会っていない)

まず1組目。
初めて会った男女8人が動物園を回るというのは、大学生の新歓遠足のようでなんだか楽しい。

休日の動物園には家族連れやカップルも多く、我々が街コンであるということを知られたらちょっと恥ずかしいなと思っていると

恐らく同じように思っているのであろうグループの男性が

「ま、俺らゆうて街コンだけどなwww ゆうてwww」

を繰り返す。


やめてくれ。


「ゆうてwww」じゃないのよ、「ゆうてwww」じゃ。
草生やしてんじゃないよ。


ちなみに私は
「てゆうか」「とゆうわけで」
みたいな「言う」→「ゆう」表記が大嫌いなんだけども、
「ゆうて」に関しては「ゆ」にしないとこの男のウザさがいまいち伝わらない気がするので、泣く泣く「ゆ」と打つことを我慢している。


閑話休題。



結局、「街コン」を連呼する男もそんなに悪いやつではなく、いわゆる「地雷男」みたいなのはおらず、大学の新歓遠足のようなふわっとした楽しさを纏って終了した。



動物園コンが終わると時間はちょうど夕暮れ時。
上野公園ではフードフェスが行われており、動物園を共にした仲間達で軽く一杯、その後アメ横に移動して一杯、とワイワイ楽しく1日が過ぎた。


あまりにもサークルの遠足みが強くて、私はここが狩りの場だということを忘れていた。

帰宅したあとも、みんなで飲めて楽しかったなぁ、と思っていると参加者の男性から連絡が来た。

それはまた別の機会に。

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