テレビ、ラジオの人が使ってた喫茶店

中部のラジオ局の方々に仲良くしていただいていたのは高校時代だった。

喫茶店自体縁のない世代(その当時は、ふつーのこーこーせーなんて、すがきやのらーめんくらいしか行ってなかったのよ?)だったから、喫茶店で話すこと自体かっこよすぎることで。

アイスコーヒーが銅のカップで供される。

ちっちゃなミルクピッチャー。

丸まった取っ手がかわいい…

マスコミは、かっこいいんだと刷り込まれてしまった


上京して、いくつかの制作会社と交流するようになって、某社はある喫茶店を使うのだが、そこでアイスコーヒーを頼むと、なぜかアイスクリームがついてくるのだ。

お得感がたまらなかった。


私より二十年くらい上の世代は、局の中に、スポンサーから供された、ビンの牛乳が積まれてるのがすてきだったと言っていた。

いつ行って飲んでもよかったのだそうだ。


ホームドラマ全盛の頃は、撮影後消え物(料理とか、使ったらなくなるもの)を、スタッフさんや役者さんが持ち帰ってよかったみたいだし、時代時代と放送業界は、密接に繋がりあっていた。

遠い日々。

消えてしまった役得の時代でもあった…



それでも地球は回っている