(記録)入学17ヶ月目

 さて、8月から新しい仕事も始まり、何かと多忙の極みです。仕事の関係で読み込んだり覚えたりすることが必要なものが多く、年内はだいぶスローペースに学習ペースを抑えることになりそうです。秋期のスクーリングも年末の1科目だけに絞りました。他にも受けたい講義はいくつかあったのですが、仕事が続かないことには学費にも支障が出ますし背に腹は代えられません。是非もなし。

 というわけで年内は相当ペース落とすことにしたわけですが、仕事が始まる前に受けた講義やレポートが返ってきまして、7月は何かと鬼門なエッセイが2つ(スクーリングとレポート)、連歌でした。エッセイについてはスクーリングはまずまず80点オーバーで無事単位が出ましたが、レポートの方は不可ということで、レポート段階で不可となるのは入学以来2つ目ですね。エッセイが鬼門な理由は自分自身十分思い当たることがありまして、私は自分の心中や感情を捉えておくことが苦手なんですよね。何かと昔から忘却していきたいことが多いこともあり、自分を表現するという行為は何かと苦労します。仕事だと仕事モードなペルソナを装備するのでオンオフ切り替えならぬ人格切り替えレベルをやってしまうわけですが、そんなことをしているから素の自分や生の感情というものそれ自体が酷く重荷にさえ感じる始末で、こればっかりは反復して克服するしかないのですが、エッセイストを目指しているわけでもないので、どこまでどうやるか、単位が取れれば良しとして済ませてしまうか、ある程度読める(読まれる)ようなエッセイを書けるようにすべきか、もちろん後者の方が成長もしますし良いことも間違いないのですが、道が遠そうで悩むところです。

 一方連歌の方は、自分でも楽しんで参加できましたし、こちらも80点オーバーでまずまずの結果でした。講義はオンラインだったのですが、ブラウザは季語を片っ端から開きっぱなしにして前句に対してすぐ次の句の季節を考え季語を選び付句の形に収めるという表現は、即興性と創造性が試されるなかなか刺激的な講義でした。まだ講義選択していない方は是非選択して欲しいなと思えるほどお勧めの講義です。

 というわけで全体に夏から進捗を抑えている関係もあり、現在の取得単位は46単位で、秋期が終わってもこの数字はほぼ変わらない見込みです。レポートは参考文献や指定テキストを読むまとまった時間が取れる見込みがないためほぼパスする予定に変更で、スクーリングも1科目だけ年末に、といった具合なので、昨年の入学時に卒業演習を除いて3年で単位を取りきるという目標は大きく軌道修正です。著作権法特別講義とかやっておきたかったのですが、事前課題に取り組む時間がない...…

 あとちょっとした文学賞向けに中編小説を書き始めていたのですが、全体の三分の一くらいを書いたところで大幅に推敲しないとちょっと出せるレベルにならないなと早くも気づいてしまったことと、仕事を変えた影響で時間が取れず、そもそもそれ以上筆を進める時間が確保できないため、到底応募期限に間に合わないということも明白だったので、こちらはあるかどうかわからない来年の公募に向けて冬から執筆を再開するか、お蔵入りにするか、あるいはどこかでWeb小説として公開する前提として進めるか、年末思案することになりそうです。プロット自体はだいたい10万字±2万字くらいのものを組み上げてあり、粗いもののそれなりに形にはしているので、全部お蔵入りにするのも少し勿体ないような、そこに未練を持っても仕方のないような。決めるのは自分なので、どう決めても良いのですが。
 
 さて、9月になり本当は仕事に集中しなければならないところではあるのですが、入社以前に既に申し込み済みだった講義が1科目残っておりまして、明日・明後日と宮澤賢治と格闘する予定です。一応指定テキストはおおむね読んでいるのですが、いかんせんこの1ヶ月ほぼ触れずに忘却の彼方に追いやっていたので、ぶっつけ本番に近いかも。これも社会人大学生あるあるなのでしょうか(仕事を変えたのはもっぱら私一人の判断の問題なので、皆に当てはまるというわけでもないでしょうが)。

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