サミズダート(самиздат)

ジャーナリスト。海外出張や国際会議を経験するなか、日本と海外の報道ギャップの激しさ二対…

サミズダート(самиздат)

ジャーナリスト。海外出張や国際会議を経験するなか、日本と海外の報道ギャップの激しさ二対して歯がゆく感じてきました。日本ではなかなか取り上げられないニュースも含めて解説します。強みはESG・サステナビリティ関係。タイトルのサミズダートは「地下出版」という意味です。

最近の記事

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Avicii/小児性愛者(ペドフィリア)に関する告発ミュージックビデオ

前回の記事で、ペドフィリアのジェフリー・エプスタイン氏について少し触れたので、その続きを。 米原万里さんの著書に、「打ちのめされるようなすごい本」というものがある。 もし、「打ちのめされるようなすごいミュージックビデオ」はどんなものだろうか、と聞かれたら私はまずこのビデオを挙げるだろう。 小児性愛者に虐待された子供が大きくなって仕返しをするストーリー仕立てとなっている。 こちらに関連して、このような記事があった。 https://www.archyde.com/the-dark-theory-linking-the-deaths-of-avicii-chris-cornell-chester-bennington-and-kurt-cobain/ "The Anonymous collective has released a statement in which it assures that several artists who allegedly committed suicide, such as Avicii, Chris Cornell (from Soundgarden) or Chester Bennington (from Linkin Park), were actually killed by a child trafficking plot that would have relationship with the pedophile network of businessman Jeffrey Epstein. From Anonymous they assure that they are in possession of compromising documents, which would demonstrate that these artists were “silenced” by a kind of pedophile mafia to hide their crimes. In addition, they point out that Avicii himself already gave clues to the information he knew about these crimes through the video clip of “For a better day”, in which he appears with a young woman who is dedicated to doing “justice” against several men who have been harassing minors." 抄訳は以下の通り。アノニマスは、自殺したと報道されているAvicii、Chris Cornell、Chester Benningtonは実はジェフリー・エプスタインと関係のある小児性愛者ネットワークにより殺された、とする声明を公表した。 アノニマスがハッキングにより取得した情報によると、これらのアーティストは小児性愛者マフィアによる犯罪を秘匿し続けるために「黙らされた」ということである。アノニマスはAviciiは"For a better day"のミュージックビデオでこういった問題について知見があったことをほのめかしていたと指摘した。 <考察> Aviciiの他に、2022年8月に亡くなったAnne Hecheも小児性愛者についてのドキュメンタリーを作ろうとしていたところだった、という報道もされている。 小児性愛の闇は深そうだ。ESGのS(人権)の注目がなかなか及びづらい分野ではあるが、こういったこともあるのだろうと心に留めておく必要があると考える。 <女性により男性の「買春」問題 in Gambia> これまで、主に男性による搾取について触れてきたが、先日、BBCでガンビアの政府がイギリス政府に同国の男性を買う女性の取り締まりをしたように要請したということを聞いた。BBCのリンクは見つけられなかったので、代理のものを紹介する。 https://www.express.co.uk/travel/articles/1658352/the-gambia-sex-tourism-travel-warning/amp "The Gambia is a beautiful country offering sun, sand, sea and nature. However, the country has also reportedly gained a reputation for sex tourism, with many older women seeking relationships with young men.Gambian officials have now issued a warning to tourists saying they want to put a stop to sex tourism.(中略)Known as “The Smiling Coast”, The Gambia gained independence in 1965 with sex tourism surging in the 1990s.Young male sex workers, sometimes known locally as “beach boys” have been spotted with older women on nights out." 抄訳は以下の通り。この問題は高齢の女性(イギリス、オランダ、スウェーデン、ドイツなど)が若ガンビアの若い「ビーチ・ボーイ」達を買うという問題で, 1990年頃から急増しており、ガンビア政府が苦言を呈するほどになっている。 通常の理解の範疇を超える問題だが・・世界にはこのようなこともあり、大々的に報道されている。

    • "人権大国 英国" -隠されてきた、子供達の搾取と王室との関係-

      Modern Slavery Act 2015(現代奴隷法)の制定により、英国は世界で初めて現代奴隷法を制定した国家となった。これにより、英国で事業活動を行う営利団体・企業のうち、売上高が年間3600万ポンド(約50億円)以上の企業は「奴隷労働と人身取引」に対する取組みについて情報開示を求められることになった。オーストラリア等もこれに続き、類似の法令を制定している。対応が「遅れている」と叫ばれていた日本でも2020年に「ビジネスと人権に関する行動迎角(2020-2025)」が

      • 99%の人が知らないESG問題の本質とは?

        最近、日本のメディアでも取り上げられることの多いESGについて。実は私はESGには長く、深く関わってきた。海外に飛び、こちらに詳細に書くことはかなわないが国際機関のいわゆる"エグゼクティブ"ともこの問題について議論してきた。ESGについては日本で扱われるようになった初期の段階から関わっており非常に思い入れがあるし、だからこそ、反省もしている。 関わり始めた当初は「利益至上主義で環境汚染なども顧みなかった国際社会が、やっと見逃されてきた問題を見つめるようになってきた」と純粋に

        • ロシア・ウクライナの次は?

          ウクライナ情勢について、BBCなどでは今も毎日のように報道があるし、注視していかないといけない状況であることには変わりない。 そんななか、他のヨーロッパの地域でも緊張感が高まってきていると聞くと、みなさまはどの場所を想像するだろうか。 今回、セルビアとコソボの緊張関係について少し触れたい。 Serbia-Kosovo ID document row settled, says EU - BBC News こちらの記事をご覧いただきたい。 "But the two cou

        Avicii/小児性愛者(ペドフィリア)に関する告発ミュージックビデオ

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          モカマタリ

          買い物からの帰りがてら、ずっと気になっていた喫茶店に寄ってみた。注文したのは、モカマタリ。モカマタリは「イエメン産のコーヒーのなかでもバニーマタルで栽培されたコーヒー」を指す。 イエメンは19世紀の終わりには年間約50,000トンの生産高を誇っており、モカ港は歴史上初めてコーヒーの輸出が始まった港として知られている。2015年からの内戦によりトレードが難しくなり、現在では約9,000トンまで落ち込んでいるとのことだ。 そんな貴重なコーヒー。味わわせてくれてありがとう!

          ジェーン・ルビー医師へのインタビュー(季節性インフルエンザワクチンなども含めたワクチン接種全体への警告)

          https://www.brighteon.com/31a221a5-13cd-4c88-951d-f89958e0c1a3 <Dr Jane Rubyはどんな人?> ・2020年までワシントンDCで10年間働いていた。2021年からStew Peters Showにも出演している。科学と医学の両方のバックグラウンドを持っている。メディカル・プrフェッショナル(licensed nurse practitioner)としてキャリアを始め、心理学と教育学の博士号を取得した。

          ジェーン・ルビー医師へのインタビュー(季節性インフルエンザワクチンなども含めたワクチン接種全体への警告)

          JD Rucker氏とMike Adams氏の対談抄訳 (JD Rucker from NOQreport interviewed by Mike Adams: Ukraine, Biden, economic collapse and END TIMES)

          <このウェビナーで話されていること> ・ドル体制の崩壊の可能性 ・既存の通貨システムの崩壊に備えて物理的・フィナンシャル的に備えるべきこと ・なぜ人類の絶滅作戦ともいうべき政策が進行中なのか Q世界の果てに我々が追い詰められているように思えることについて Aウクライナにアメリカの資金で建てられたバイオ・ラボが存在するということは政府の公式記録にも残っており、古くはレーガン政権時代に遡るものもある。そういったものの存在を正当化しようとする人もいて、病原体を持っている

          JD Rucker氏とMike Adams氏の対談抄訳 (JD Rucker from NOQreport interviewed by Mike Adams: Ukraine, Biden, economic collapse and END TIMES)

          元ファイザー従業員Melissa McAtee氏の内部告発

          元ファイザー従業員Melissa McAtee氏の内部告発 サマリー <スピーカーMelissa McAtee氏について> ・元ファイザー勤務。同社では製造所のQuality Auditerとして働いていた。彼女の上のラインに監督者やマネージャーはいたが、彼らは他のラインが忙しい際に仕事を依頼する以外にはあまり実質的なことにはタッチしていないので自分が自分のボスという状態だった。最終的な決定を行う立場でありマネージャーに状態を見せるために写真を撮ることも許されていたためス

          元ファイザー従業員Melissa McAtee氏の内部告発