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装備、ついに完成(ロングブーツ買いました)

自問自答流三種の神器(靴・バッグ・アクセサリー)の中で最後の一つとなったのが、靴。

6月下旬に自問自答ファッション教室を受けた時、講師のあきやさんの靴や受講者さんの靴があまりに素敵で輝いて見えて。
「私に足りないのは靴だ!」と目覚めてしまいました。

まずは、よく履くしデザインが一番好きな靴でもあるブーツを手に入れようと決めましたが、夏は始まったばかり。
ブーツとは真逆の季節です。

でも、まだその季節ではないということは、じっくり考える時間が取れるということ。
すぐ履けないし、すぐ売り切れることはないので、焦って買ってしまう心配はありません。

「秋が来るまでの長期戦で、運命のブーツを見つけてやろう!」

という気持ちで、ゆるいスタートながらも真剣なブーツ探しが始まりました。

ネットで下調べ

全身コーデのイメージ固め

最初に取りかかったのが、どんなコーデでブーツを履きたいかを考えることです。

最近は久しぶりにロングブーツがトレンドに戻ってきているのでチャレンジしたい。
同じくトレンドに戻ってきているミニスカートも、30を超えた今、再びチャレンジしたくなってしまった。
秋冬ならロングブーツとタイツで生足を隠せるので着れないことはなさそう。

これからの人生の中で、今が一番若い。
今年ミニが履けないなら、きっと一生履けないだろう。
ならば今年チャレンジするしかない。

いまこそ ひっさつの みにぼとむを まとうとき!

(膝下のスカート丈がトレンドになりだしたのが25歳くらいの頃だったので、このままトレンドに乗ってミニは卒業するんだろうな、と思っていたのに・・・時の流れは分からないものですね。)

(もはやミニボトム目的にブーツを買おうとしてる感もありますが、以前から膝下スカートとロングブーツ合わせは妄想クローゼットにも入っていたんです!と言い訳。)

そんな独り言もつぶやきながら、ミニボトム+ロングブーツのコーデで気に入った画像を集めていきました。

ブーツのイメージ固め

コーデのイメージが固まったところで、次は具体的にどんなブーツが欲しいか、イメージを固めていきます。
まだ新作のロングブーツはWEBにも載っていなかったので、検索結果に出てきた旧作のブーツを見て、ほしい条件や試着してみたいブランドをメモしていきます。

ブーツの条件

・黒
・革製
・足がすらっと見える細身のデザイン
・歩くので、ヒールは7cm以内で細すぎないもの

気になるブランド

・シャネル
・ロジェヴィヴィエ
・セルジオロッシ
・サルトル
・ペリーコ
・ファビオルスコーニ

実際に買うかどうかはともかく、良い靴を履いた時の「最上級の自分」を見てみたかったので、高価なブランドもどんどん選択肢に入れていきました。

ざっくりと欲しい条件は決まりましたが、靴は足に合うかが一番重要。
それにロングブーツを買うなんて10年ぶりくらいなので、実際に履くとどう見えるのか全然わからない。
細かい条件は決めすぎず、早いうちから試着を始めることにしました。

ロングブーツ試着の旅・全記録

購入までに試着したブーツは15足。
リストアップしていないブランドでも、店頭で気になったものは試着をしています。
15足の感想は全て載せていますが、画像は個人的評価が「◎」だったものだけにしました。
※評価は◎○△×の4段階、あくまで自分がどう感じたかが基準です

7月下旬・試着の旅スタート

夏はこれからも続いていく時期。
ハイブランドだと、ブーツを置いてたりするんだろうか?と、興味本位で回り始めました。
結論、7月にロングブーツを置いている店はほとんどなかったです。
(ショートブーツはちょこちょこ見かけた)

この日はロングブーツがあった数少ないお店で試着。
高価なブランドにしかロングブーツが置いてないので、試着しようとすると必然的に高いモノに絞られます。
これしかないとなると、勇気を出して試着に挑戦できる。
早すぎる時期から探し始めるのにもメリットがあるなと感じました。

まずは誰もが知っている憧れブランドのお店へ。
①サイズが大きいせいもあったかもしれないけど、ゆるい形でいまいち。→×

②ショートブーツなので対象外だったけど、デザインがおしゃれで履いてみた。履き心地がすごくいい!→△

続いて、ラグジュアリーシューズコーナーにある別のブランドのお店へ。
③土踏まずのカーブが合っていないのと、ヒールが高くて歩きづらい。
でもエナメルのキラキラ感はランクアップして見えて気分が上がる!
デザイン・シルエットは素敵!→△

8月・再び試着の旅へ

7月と比べればちらほらブーツを見かけるようになりましたが、やはり品揃えの中心は高価なブランドでした。

④美しく履き心地がいい。脚がすらっと見える。革の光沢が美しい。
下の価格帯のものはこれを超えられるかで判断した、私の基準ブーツ→◎

ジャンヴィトロッシhttps://www.gianvitorossi.com/jp_ja/%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%84/ribbon-dumont-boot/G80385.45GOM.VGINERO.html

⑤筒が太そうだなと思ったが、あまりチャレンジしないタイプも食わず嫌いせず履いてみようと試着。
結果、やはり筒が太いタイプは違うかも・・・となった。→×

⑥形が良く履き心地もいい。黒がなく色だけが条件に合わない・・・→○

8月下旬になるとブーツが増えてきて、種類は少ないものの、靴専門店にはロングブーツが登場し始めます。
特にダイアナは比較的早い段階から品揃えが良かったです。
また、意外と狙い目なのが服屋さん。
秋物のファッションに合わせたコーデとしてブーツが出ていました。

9月上旬・お店も一気に秋モード

2週間前に行ったときはショートブーツまでしかなかった有楽町マルイの靴コーナーにも、ロングブーツが並び始めていました。
ついに本格的に秋モードに入ってきたなと実感。勢いに乗って試着しました。

⑦形が綺麗で、特に横から見た時が美しい。足がすらっと見えてテンションが上がる。10万円以上のブーツと比べると革のツヤ感は少ない。→◎

ダイアナ
https://www.dianashoes.com/shop/g/g105112600011/

⑧⑦と同じ店のブーツだけど、すこしゆったりした履き心地。
⑦と比較すればコロンとしたデザイン。それでも他店よりは細めだけど、⑦の方が好み。→○

⑨ツヤが美しく高級感がある。ただ筒が太い。
革が美しくても、太いとそれほど気分が上がらないなと気づく。
細身でファスナーを頑張って上げなければならないような形の方が好きかも。→△

⑩可もなく不可もなし。ぴったりサイズでもかかとが少しゆるめ→△

⑪幅がいい感じ。かかとはゆるめ。
ファスナータイプではなく、足首がくしゅっとなっているが太さはあまり気にならない。
というか、カジュアルな抜け感が出ていいかも!と思える→◎

ファビオルスコーニ
https://zozo.jp/shop/dresslave/goods/67613733/

日を改めて別のお店にも。

⑫形は好き。縦は細く横が太いタイプのヒールが、横からの見え方が美しく歩きやすくもあり好きだと気づく。
筒が細くてきついくらいなのと、土踏まずがずれるのが少し気になる→△

⑬⑫と同じ店のブーツで少し太いタイプ。
サイズがなく大き目を試着したこともあるが、ゆるく見える→×

⑭展示では細そうだったけど、見た目よりゆるい。
触ると安っぽく感じて素材を見たら合皮だった。やっぱり本革の方がいいなと思う→×

⑮⑥と同じブランドで色違いかも?なデザイン。黒があれば履いてみたかったので嬉しい。
やはり幅感・履き心地がいいが、トゥが思ったより丸くてゆるっと見える。
なんにでも合いそうではあるが、テンションが上がるほどではなかった→△

そしてお迎え

迷った末、⑦のダイアナを買いました!

高価なものを履いてその良さを知ったうえで、結果的にハイブランドではなくお求めやすい(安くはないけどびっくりするほど高くはない)ブランドに落ち着きました。
ダイアナではこれまでも靴を買ったことがあるので、ブランド選びでのチャレンジ感はありません。
でもいろんな靴を試した末の決定だから、とても満足しています。

最後まで迷ったのはジャンヴィトロッシでした。
25万オーバーでやはり高かった・・・けど他のブーツと比較して価格面以外が総合的に勝っていたなら、何かしら言い訳をつけて買っていたとは思います。

購入を決めたブーツは、履いていて一番テンションが上がりました
お気に入りのプリーツスカートからのぞく脚のラインがほっそり見えて美しかった。
足首についた金具のおかげで、横から見ても美しく、足首が細く見えるのも嬉しかった。
どの角度から見ても綺麗なので、鏡の前で無駄に足の向きを変えてしまう。
これからファッションの土台として大活躍してくれそうです。

ブーツ探しの旅・備忘録

秋が来る前から真剣にブーツを探してみたことで、いろいろ分かったことがありました。
これからブーツを買いたい人の参考になれば嬉しいです。

ブーツを買うのにぴったりな時期

いつごろまでに買うものを決めたらいいか考えたくて、試着しながら店員さんに聞いてみました。

・高価なブランドのブーツは9月に売り切れてしまうものもあるらしい
・(価格帯に限らず)早い時期から売り出しているブーツは、人気商品だと9月にサイズ欠けが発生してしまうらしい
・9月頭だとまだロングブーツが店頭に出きっていなくて、10月になって一通り出そろうというブランドもあった

結果、ロングブーツを買うのにベストなスケジュールはこんな感じかもしれません。
・8月頃に高いものから試着をスタート
・9月に試着を本格化させる
・9月中旬~下旬に百貨店やファッションビルでセールをするタイミングで、これだと思うものがあったら購入
・9月で決めきれない場合、アイテムが出そろった10月上旬頃に決める

試着には気合いが必要

今回いろいろ試着してみて、ロングブーツを試着するには、体力と気力がいると感じました。

まず、店員さんの持ってくる箱がでかいです。
箱からブーツ本体を取り出したあと、たくさん入っている詰め物を出して、ファスナーを開けてくれます。
最初はファスナーが固く上がりにくいので、手伝ってくださったりもします。
他の靴以上に手間がかかるので、ちょっとしたお姫様気分を味わえます。

手間をかけて試着させてもらっても、大半はその場で買わない決断をするわけなので、最初のうちは申し訳ない気持ちにもなりました。
申し訳なさは試着をしているうちに薄れ、素直な感謝の気持ちに変わってくるのでとにかく経験あるのみです。
とはいえ、他の靴の試着よりも体力と気力が必要なのは間違いないと思います。

トレンドとの折り合い、難しい

今のトレンドは太い形のブーツらしいです。
足首がくしゅっとなるシルエットは、ルーズソックスを思わせます。

画像を集めたり試着する中で、細く見えるブーツを履きたい気持ちが強くなっていったのですが、トレンドではないのでそもそも試着したいと思えるブーツが少なかったです。
靴コーナーに行ってみたものの、何も試着せずに帰ることもありました。
今まではトレンドから外れる要素にあえてこだわったことがなかったので、トレンドとの折り合いの難しさを初めて感じました。

トレンドと外れてしまうことで選択肢は狭まったかもしれないけど、それでも「今年」ブーツが欲しかったのです。
ダイアナはフェミニンなイメージのブランドなので、トレンドを押さえつつも細めのブーツが多かったです。
そこが今の自分の感覚とマッチしたように思います。

3種の神器、ついに揃った!

自問自答流の3種の神器である靴・バッグ・アクセサリー、ついに1セット揃いました!

今のレベルで装備できる最強装備が揃った🙌
ちなみにこの方は戦争の女神ベローナさんというそうです

この3か月ほどで、バッグ→アクセサリー→靴の順に一気に購入していきました。
自問自答ファッション講座を受講してから2年強。わりと時間がかかった方なのかな、とも思います。
でも、振り返ると自分にはこのタイミングが良かったのかもしれないとも思えます。
(このあたりはじっくり語れそうなので、別記事出したいです)

全部並べて置いてみると、なんだかとっても私らしい。
着たいファッションは年齢やトレンドとともに移り変わっても、根っこの部分は変わっていないような気がします。
真剣に選び抜いたアイテムを土台にして服を合わせていくのが、とにかく楽しみで仕方ありません💖

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