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今日ときめいた言葉118ー「脳は後ろから前に向かって発達し、脳の加齢は前から進む😱」

(2024年2月21日付 朝日新聞「早期教育への疑問」ー「脳は順次発達 習い事には適齢期」東北大学加齢医学研究所 瀧靖之教授)

教授の研究から分かってきたのがタイトルにある「脳は後ろから前に向かって発達し、脳の加齢は前から進む」ということだそうである。

(画像は関塾サイトより転載)

生後すぐは、ものを見る機能を担う頭の後ろ「後頭葉」が発達する。同じころに、音を聞く能力に関わる「側頭葉」も発達する。

次に「頭頂葉」が発達する。ここは「触感」をつかさどる「感覚野」や体の動きをつかさどる「運動野」がある。

最後に発達するのが「前頭葉」その中でも考えたり判断したり、コミュニケーションをとったりする「高次認知機能」を担っている「前頭前野」は最後に発達することが分かっている。

そこでこの知識を知ることが子育てに役立つと言うのである。つまり子供の脳の発達に応じて子供の才能を伸ばすことがより効率的だということである。

視覚や聴覚が発達する0歳児は図鑑や絵本、音楽に触れさせ始めるのに適している。運動野が発達のピークを迎える3〜5歳ごろはスポーツ、また指や手首を動かして演奏する音楽に良い時期である。

英語などの語学は「早ければ早い方が良い」と言われているが、脳科学の視点からはその通説は必ずしも当たらないらしい。第二言語の獲得は10歳ごろまでに始めるのが効率的だという報告があるとのこと。

しかし子供に過度の期待をかけたり睡眠時間や運動の時間を削ったり親子の会話時間を減らしたりすることは、脳の発達には良いことではないと指摘する。

あくまで子供の睡眠や遊びの時間を確保した上で、本人が好きであれば習い事も良いのではと述べている。

早くから好奇心を育てることは、その後「賢い子に育つ」ために重要なことであるそうだ。好奇心は脳の特性にマッチして脳を一層成長させる。つまり脳は自らを変化させる力を持っているので(可塑性)、何かを追求すればするほど可塑性が高くなり、結果脳の成長につながるというのである。

ここで瀧教授が指摘するのは、「好奇心を養うために必ずしも習い事である必要はない」ということだ。教授のうちの場合は、自然に触れることを大切にしたそうである。よく公園に虫取りに行ったりとか。図鑑で見た蝶を公園で探すことでバーチャル(図鑑)の情報とリアル(現実世界)の体験が結びつく。子供の好奇心を刺激してあげると知ることが楽しくなって子供の力が伸びていくのだそうだ。

むむむ。子育てをとっくに終わってしまった私には耳が痛い。どんな親も「賢い子」に育てたいはずだ。うちの娘たちは「賢い」の前に一つ形容詞がつく、「ワル賢い」かな?でも「ズル賢い」よりはいいんじゃないかと思うのだが。皮肉屋で、物事をちょっと斜めにとらえるのは母親似かしらん⁈

時には鬼母になって勉強をさせたこともあったけど、勉強に関して口出ししたのは小学生の低学年ぐらいまでだったと思う。二女が言う。「九九の覚え方は日本式がいい」と。ずっとアメリカ式教育で育った彼女でも九九は日本式で考えるそうだ。自分の息子にそれを教えられないことが腹立たしそうだ。

家の家事はしっかりさせたけど(登校前に洗濯物を干すとか😅)、あとはよくキャンプに行った。キャンプ場で子育てをしたと言ってもいい。ホテル宿泊など教育貧乏だった当時の我が家には望むべくもなく、せっせとオートキャンプに出かけた。教育貧乏ゆえに、習い事も一切させず、塾にも行かず、全て学校のアクティビティを利用した。水泳は学校のスイムチームで高校卒業まで泳ぎ、授業では吹奏楽を選択したので3人ともトランペットやトロンボーンなどの管楽器が演奏できるようにもなった。

教育貧乏だったのは以下の理由です😅


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