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【海外インターン3日目】彼らの日常には音楽がある

3日目の朝。

おはよう。

ホテルの朝食がバイキングでテンションが上がる
ファンシー

なんと!チョコレートのお粥がありました!
中央の黄色いマグに入っているのが、それです。

お汁粉にご飯を混ぜたような見た目で、味はチョコレート味のコーンフレークに似ている。
私は好きでした。おいしい。

朝食後は、NPO法人セブンスピリット様の事務所に移動。

本日のメインは、施設にいる人々との交流。

私は、またもや黒尽くめの格好で活動。

施設に到着すると、髪を金髪に染め、タトゥーをしたカッコいい現地のお兄ちゃんに

「オゥ!キュート!ニンジャ」と言われ、爆笑と幸せに包まれる。

子ども達の施設にて

またもや現地の彼らは、歓迎をしてくれた。
めちゃくちゃ良い子達。
何で彼らはこんなにオープンなんだろう。

彼らはオルガンを弾いて、歌ってくれた。

彼らの日常には音楽があって

いつもこうやって仲良く歌っているんだなあと感じた。


彼らは天使みたいで

その光景は教会で歌われる讃美歌のような

奇跡的な美しさがあった。


涙が出そうだった。


私は今まであまり動画を撮らなかった。

けれど、夢中で撮影した。

この空気感を持って帰りたい。

帰国していつもの日常に戻って記憶が薄れても、動画を見たらその時のことを思い出せる。

この世界があることを思い出すことで、生きる支えになると思った。

ホテルで同室になった女の子は、彼らの動画を何度も何度も再生していた。

「韓国アイドルに感動するのとまた違う。そういうのじゃないんだ。彼ら、すごく良い・・・!」

ちなみに、彼らのファッションも可愛くて、筋肉質で引き締まったボディに、ネックレスや、小さな鼻ピアスや、イヤリングを付けている。

それらが、時折光を反射して、薄暗い建物の中で、キラッと小さく光る。

彼らの精悍さと品の良さが絶妙にマッチングしていて、素晴らしくマーベラスだった。

抜群に似合うの!もうカッコ良すぎる!

肌感覚

施設から事務所へ移動し、子ども達とゲームをした。

途中で、ふわっ、と肩に手を置かれた。

肩に手を置いてくれた彼は

小さい頃、両親から虐待を受け、死のうと思って路上を彷徨っていた所、施設に保護されたという経緯がある人だった。

ストレートで大学生になったが、数年間小学校に行ってなかったらしく、年齢は日本の新卒の方よりも年上だった。

大変優しく、優秀で、私達のインターンの為に、インタビューに答えてくれたり、丸一日同行したりしてくれていた。

私はあんまり英語が話せないから、会話らしい会話はしていなかった。

なのに、寄り添ってくれたことに驚いた。

彼の佇まいは、暖かかった。

ずっとこうやって触れられていたいな、と思った。

安堵感の中で、体がゆるんで、心地よかった。

ふたりで海を眺めているみたいだった。

彼だって辛かった事があったのに。

何でこんなに穏やかで、暖かく、静かに接してくれるのだろう。

過去に囚われず、こんなにも素晴らしくなれる可能性があるんだ、と感動した。

彼らの微笑みは優しく、逞しさには包容力があった。

肌感覚で寄り添ってくれていた。

彼らの本心を感じて、ああ、テクニックでは人の心は動かないんだと思った。

この感覚を宝物にする。

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