あなたはお買いものがお好きだろうか。

わたしはあまり興味がないので、Amazonも楽天もZOZOも、買うと決まっているものがあるときしか開かない。

しかしどんなにほしいなあと思っても、ぜったいにかわない自宅に招き入れないと固く心に決めているものが4つある。

動物と、こたつ、ソファ、ゲーム機だ。

そもそも転勤族でアパート・マンションぐらしの生活であるため、動物と暮らす生活はあまり現実的でない。
転勤のたびに動物OKの物件を探さなければならない。
…辞令から引っ越しまで、たった2週間しかないというのに。

東京や大阪ならまだ、動物OKの物件も多いのかもしれない。
しかし赴任先は大都会ばかりとは限らないのだ。

第一、動物は亡くなったときにかなしすぎる。
うちの実家には、わたしが小さなころからずっと犬がいる。
愛犬と長く生活してきたので、わたしも犬さんと暮らしたいと思うときがなきにしもあらずだけれども、やっぱり亡くなったときのかなしみを想像すると招き入れる勇気はない。

わが家にはわれわれ夫婦のほかにネイサンとピーターという名前の観葉植物さんが一緒に暮らしているのだが、ふたりが枯れてしまったときのことを思うと、もうそれだけでかなしい。
わたしはいきものと暮らすのに向いていない。

だから動物は、一緒に暮らせる環境だとしても招き入れないと決めている。

こたつ、ソファ、ゲーム機も買わないと決めている。

これはもうなんとなく察しがつくと思うが「人(わたし)をダメにするもの」だからだ。

こたつやソファなんてもう、一度すわったらおしりから根が生えたように動けなくなるし、ぜったいそこで寝るに決まっている。
そして風邪を引くのがオチだ。

ゲーム機も買わない。
途中でやめられる自信がないからだ。

海外ドラマの1シーズン、途中でストップできずに2日徹夜する勢いで見終えてしまうわたしである。
ゲームなんて買ったらきっと廃人になってしまう。

1日2日でクリアできてしまうものならまだしも、最近のゲームはそれはそれはよくつくりこまれている。
ゲームなんて始めてしまったら、ゲームとともに終末も始まってしまう。

これもまたうちの実家にNintendo Switchが2機ある。
父親から「えいみにも1台買ってやろうか」と、とんでもないオファーがあった。
正直、揺らいだ。

Nintendo Switchを買えば、わたしの大好きなゲーム『MOTHER2』がプレイできるではないか…！！！

MOTHER2のことがどれぐらい好きか。
夫がわたしの誕生日に、今はもう出まわっていないわたしの好きなキャラクターのフィギュアをメルカリで購入してプレゼントしてくれるぐらいである。(彼の名はジェフ。ジェフ好きな人がいたら嬉しい)

…ちょっとMOTHER2の話で熱くなってしまったが、Switchの話も丁重にお断りした。本当はほしい。でもだめだ。

なおSwitchはいらないのでそのぶんの現金がほしいと伝えてみたのが、一蹴されてしまった。なんだよ。

自分の弱さゆえ、かわない招き入れないと決めているもの。
もしももっと自律できるようになったら、Switchはほしい。

今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたの「買わないと決めているもの」はなんですか？