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フリーランスは不安定

キーボードをたたきながら寝落ちしてしまったのはいつぶりだろうか。
大学生のころ、◯時間起きている自慢が流行った(?)が、まさか大人になってもこんなに徹夜するとは。

ほらあの、夜通しクラブやカラオケで騒いで朝を迎えることはあっても、仕事で夜を徹するなんてフリーランスになってからのことよ…

しかも恥ずかしいことに、本日の食事はポテトチップとマルチビタミンのサプリですませてしまった。
…気休めにQPコーワゴールドを飲んだ。
夫が飲み会でなければ、夕飯ぐらいはもうすこしまともなものを食べただろう。


もちろんすべて自分のスケジュール管理の甘さゆえだが、それにしたってこの仕事に就いてもう4年目だ。そんな無茶なスケジュール管理をしているつもりはない。

第一、今日は木曜だよね。
今週は月曜が祝日だったから、平日はまだ3日間のはずなのだ。
しかし火曜はもう10日ぐらい前の感覚である。


どうしてこんなことになってしまったのか。
イレギュラーが多発しているからだ。


ありがたいことに新規案件の打ち合わせだけでなく、仕事を引き継いでほしいとか、チームでの案件受注とか。
そのためのメッセージや書類のやりとり、オンライン打ち合わせ、資料の作成…。
結局、執筆の時間にしわが寄ってしまって徹夜に至ったわけだ。


フリーランスは不安定だとよくいうが、12月のわたしは「来月は暇だろう」と高を括っていた。

継続案件の終わりというのは、なんとなく匂うものだ。
破局前のカップルのように。

ところが案件の始まりは無臭である。
もっというと、超高速テトリスのようにものすごいスピードで立て続けに降ってきて、気づいたらもう我がグラウンドに着地しているのだ。

なくなるときは立て続けになくなり、
やってくるときも立て続けにやってくる。


フリーランスというのは来月収入がゼロになるかもしれない不安定さももちろんあるが、生活(リズム)が安定しない不安定さも同じぐらいある。


今の自分はまるでブレーキもハンドルもない車の、かろうじて運転席に座っているようなものだ。
できるならブレーキかハンドルをください。


中島みゆきさんはこう唄った。

その船を漕いでゆけ
おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に
おまえのオールをまかせるな

宙船

いや自分で漕ぎたいというか、漕いではいるのよ、必死に。
だがしかしもう荒波すぎて漕いでもまるで刃が立たないというかね。


今いただいたご縁とお仕事には感謝しつつも、自分が壊れてしまう前に暴走車から降りるか、暴走車を乗りこなすか、どちらかである。

できれば後者の力が自分にあると嬉しい。


締切の山場を終え、今宵はビール片手に買ったばかりのDVD上映会でもしようかと思ったのだが、もう限界である。
寝よう。おやすみなさい。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたが今乗っている車はどんな車ですか?
ハンドルをしっかり握れていますか?
どんなスピードでどんな道を走っていますか。

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