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優良で有料のコミュニティに入る本当の効能

なんのひねりもないタイトルで、今日書きたいことはすべて書ききったも同然なのだけど。

自分に自信の持てない初級・中堅フリーランスは、優良かつ有料のコミュニティに参加したほうがよいと思う話です。

わたし自身、今現在4つの有料コミュニティに入っている。
もうすこし具体的に書くと、「コミュニティ機能を持ちあわせた学びや実践の場」との表現が適切である。

ライターになると同時に参加したコミュニティを皮切りに、直近は5月から4つめの参加を決めた。

あらためて数えてみると、4つも参加していることに少し驚く。
今必要だと思うし、現に必要だからと参加していたら、4つに増えていた。
編集・ライティング / マーケティング・ブランディング / 営業と、それぞれ学ぶ内容は異なる。

最初は知識やスキルを身につける目的で参加したもので、もちろん実際に知識スキルも身についてはいるのだけれど、最近になって有料コミュニティの効能はそれだけでないと身にしみて感じている。

∽∽∽

世の中には知識やスキルを書籍やネット、動画などで独学で学んで、いっぱしのフリーランスとして食っている人も大勢いるだろう。

わたしもライターになりたてのころは本も読んだし、動画講座も買って観た。(本は今も読むけど)。
たしかにためになる。勉強になる。
本は知識が系統立てて書かれているため、わたしとの相性はとてもよい。

でも、実際の仕事において教科書どおりにいかないことも多いというか。
教科書に書かれているのが「基本問題」だとしたら、現場では「応用問題」とか「発展問題」ばかりが出題される。
正直、お手上げなことも多い。

教科書と違って仕事には模範解答が載っていない。
そこで有料コミュニティの出番がやってくる。
知っている人に、教えてもらうのだ。

「こんな簡単なことを質問したら悪いだろうか」
「忙しい先輩を呼び出すのが申し訳なくて気が引ける」

こういう気持ちがないといえば、嘘になる。
でも「お金を払っているのだから」という免罪符がある。
先輩も「困ったらいつでも声をかけて」と言ってくれているのだから。
…ということで、わたしは図々しく師匠や先輩を呼び出すようになった。

実際に「えいみさんは図々しいですね笑」と言われたこともある。
褒め言葉として受け取っている。
だって裏返せば、多くの人が自分から声をかけて訊くハードルが越えられないんでしょ?
わたしはそのハードルを越えているもんね。
「ちょっとお時間いただけますか」と打つ手をぷるぷる震わせながらも。

教科書に模範解答が載っていなくてお手上げなのだから、訊かなきゃいつまで経ってもその問題を解けるようにならないじゃない。

「こういうとき、クライアントにどう返事したらよいのかわからない」
こんなことまで聞いたりする。
というか、こんなことばかり聞いている。
だってググっても考えてもわからないから。
ビジネスセンスがあれば直感でどうにかできるのかもしれないけれど、あいにくわたしはそうしたセンスも持ち合わせていない。

「聞くは一時の恥」というが、一時の恥さえ最近は感じなくなった。
恥ずかしがっている余裕などないもの。

∽∽∽

その業界に長くいて独立した形のフリーランスなら、正直コミュニティに入る必要はないかもしれない。
だって業界の勝手を知っているから。

でも、まるで関係のない業界からライターになったわたしのようなフリーランスが食える・稼げるようになるためには、よいコミュニティにお金を払って参加しないと、なかなか成長が難しいように感じる。

繰り返しになるけど、もちろん独学でもちゃんと稼いでいる人はいるし、人との交流が苦手なタイプもいるから、全員にあてはまるわけではない。

でも会社組織と違って、困って手が止まっていても「どうしたの?」と声をかけてくれる上司や先輩はフリーランスにはいないのだから、ツテやコネでもない限り、訊ける環境・相手は自分で探さないと手に入らない。

その代わり、フリーランスは関わりたくない人とは関わらなくてすむ。

「親しき仲にも礼儀あり」は前提としたうえで、フリーランスには上下関係もない。
わたしには年齢を知らない仲間もいっぱいいる。
フリーランスになるにもコミュニティに入るのにも履歴書は必要ないのだから、年なんていわなければわからない。
したがって「いい歳して恥ずかしい」もない。


学ぶも学ばないも自由。
図々しく訊くも訊かないも自由。
恥をかくかどうかも、年のせいにして諦めるかどうかも、ぜんぶ自由。

せっかく手にした自由のせいで苦しむなんて、もったいない。
だからわたしは「お金を払っている」を免罪符に、どんどん訊くよ。

そのぶん自分が分厚い教科書になって、いろんな人を助けられるようになりたいからね。



今日も読んでくれてありがとうございます。
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