若松亭あなご

100字ほどの短い小噺を毎日創作しています。自作の落語台本も書いています。そして、たま…

若松亭あなご

100字ほどの短い小噺を毎日創作しています。自作の落語台本も書いています。そして、たまに自分でも演じます。愛知県名古屋市を中心に。

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  • ほぼ100字小噺

    だいたい100字くらいの小噺(短い落語)です。 毎日20時に新ネタを公開します。

  • 自作落語台本

    自作の落語台本です。

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最近の記事

627:象の芸

A「動物園で象が色々芸をするやろ? 象の1番得意な芸って何やろな?」 B「そら生け花に決まってるわ」 A「生け花か?」 B「せや。普段からやってるからな」 A「そんなイメージないで」 B「いや、慣れてんねん。象は… 花で装飾(鼻で草食)するもんや」

    • 626:うなぎの作法

      A「うなぎの作法を習ってきたで」 B「なんやそれ?」 A「料理ごとに薬味の使い方とかの決まりがあんねん」 B「そんなもん覚えられへんやろ。鰻重食べよと思った時に忘れてたらどうすんねん?」 A「大丈夫や。マニュアルがあるから、忘れた時は… 参照(山椒)したらええねん」

      • 625:看護師

        A「他の病院と差別化するために、ウチの看護師の制服を一新するで!」 B「どう変えます?」 A「黄色と黒のシマシマにするんや」 B「ハチみたいですな。何でそのデザインに?」 A「仕事内容を表現してんねん。看護師は… 点滴(天敵)を刺すからな」

        • 624:観光地

          A「オーバーツーリズムが問題になってるらしいな」 B「観光客が増えるんやから、トラブル対応も大変やで」 A「観光地の警察には特別手当出してもええんと違うか?」 B「それは別の話やろ」 A「せやけど、観光客に来てもらおう思たら… 警官(景観)は大事やで」

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        記事

          623:手作り弁当

          A「お! 弁当作ってきたんか」 B「せやで。ええ感じにできてるやろ?」 A「せやな」 B「見た目だけちゃうで。米の炊き具合もおかずの味付けも最高やねん。まさに究極の弁当や!」 A「そこまで言うか?」 B「そら言うわ。今日は弁当を… 持参(自賛)してるんやからな」

          623:手作り弁当

          622:ペンギン

          A「会社の新しいマスコットキャラクターのアイデア出たか?」 B「ペンギンのモチーフで行こうと思う」 A「ペンギン? 見た目はカワイイけど、あれ飛べへんねんで?」 B「なんや。お前は否定派か」 A「いや、そら誤解や。ペンギンなんやから… 肯定(コウテイ)や」

          622:ペンギン

          621:無欲の人

          A「いまの若者は無欲やな」 B「せやな。服とか車とかも、高いもん買いたいとは思わんらしい」 A「俺らは欲があるから頑張ったもんやけど、今の時代は無欲な方がエエんかな?」 B「いや、アカンやろ」 A「そうか?」 B「そらそうや。無欲なんやから… 欲ない(良くない)」

          621:無欲の人

          620:コンサート

          A「今日のクラシックコンサート、行くのやめるわ」 B「え? どうしたん?」 A「お腹の調子が悪いねん。トイレ行かれへんのは困る」 B「心配せんでも、聴いてたら治るて」 A「そんなわけないやん!」 B「大丈夫やて。コンサートは… 清聴(整腸)するもんや」

          620:コンサート

          619:ダイヤ

          A「あの宝石展に盗みに入るで」 B「いや、あの店は警備が厳重や。他にしよ」 A「他ではアカン! 何としてもあの店からダイヤを盗み出すんや」 B「あの店でないとアカンのか?」 A「せや」 B「説得はムリそうやな。ずいぶんと… 意思(石)が硬い」

          618:ゲーム機

          A「父がゲーム機を買ってくれました」 B「良かったな! どんなゲームしてるんや?」 A「まだ何も。予算の都合で買ってもらったのはハードだけなんです」 B「ほな遊べへんがな。どうすんねん?」 A「祖父に買ってもらいます。このゲーム機は… 祖父と(ソフト)遊ぶ用なので」

          618:ゲーム機

          617:ナベちゃん

          A「ナベちゃん、また女の子に振られたんやて」 B「またか。気の毒やな」 A「ええ男やのに、何があかんのやろ?」 B「そらバイトが悪いわ」 A「バイト? 確か中華料理屋やな。何でアカンねん?」 B「決まってるがな。中華の鍋(ナベ)は… 振られるもんや」

          617:ナベちゃん

          616:キュウリ

          A「わが町の特産品、キュウリをアピールするために『金のキュウリ』を作りました」 A「エエがな! 展示したら観光客も増えそうや。せやけど材質がアカンな。作るなら銅でないと」 B「なんでです?」 A「昔から言うやろ。キュウリと言えば… カッパ(Copper・銅)」

          615:ラベンダー

          A「何もないとこやなぁ。家の一軒もないで」 B「いや、そこにラベンダー畑があるから、もうちょい行ったら村があるわ」 A「ホンマか? 自生してるだけと違うか?」 B「大丈夫や。ラベンダーなんやから… 紫(村、先)や」

          615:ラベンダー

          614:強い酒

          A「世界一強い酒は96度もあるんやて」 B「火がつくな」 A「いっぺん飲んでみたいわ。そこらの居酒屋で飲めるか?」 B「そら無理や」 A「ほな、どこ行ったらエエねん?」 B「せやなぁ。馬小屋とか?」 A「何でや?」 B「そんだけキツイ酒や… 藁ないと(割らないと)飲めんやろ」

          613:エスプレッソ

          店「エスプレッソ、お待たせしました。500円です」 客「電子マネーで」 店「すんません。うち現金だけなんです」 客「ほな1000円で」 店「お札もちょっと…」 客「ほな、どないして払うねん!」 店「エスプレッソですから… 濃いん(コイン)で」

          613:エスプレッソ

          612:から揚げ屋

          A「えらい人だかりやな」 B「斬新なから揚げ屋ができたんや」 A「どこが新しい?」 B「オークション形式なんや。買う時は手を挙げてハンドサインで入札するんや」 A「何でそんな面倒な仕組みやねん?」 B「こだわりのから揚げやからな… 揚げたて(挙げた手)が重要やねん」

          612:から揚げ屋