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術後7日目(入院10日目)〜眠れぬ夜〜

体から一つずつ管が抜け、身軽になっていきます。
そして、ついにこの日、術後7日目にしてやっとシャワー浴ができるように。
しかし、喜びもあれば悩みもあるもので……。


排液パックよ、さらば!

右側の肋骨下から出ていたドレーンと排液パックが午前、
前日の主治医の予告どおり、抜けました! やったー!!

私は元来、不具合があるのであれば、それに繋がる種をつぶしておきたいタイプ。
背中から通していた硬膜外麻酔のカテーテルもおなかのドレーンも、
体の中に通っているものを抜くのであって、痛いのでは? それに耐える方法は?
と不安になって、スマホで検索したものの、人それぞれのようで。
痛かったという人もいれば、そうでもない人もいて、あまり参考にはならず。

結局、硬膜外麻酔のカテーテルを抜くときは、なんの違和感もなく、
あっというまに抜けて、「抜けましたよー」「え(驚)?」
「簡単だったでしょー(笑)」なんて流れでした。

さて、ドレーンはいかがなものか。
痛みもなく、ホントに管が体に入ってたのか? と疑うレベル。
サクッと抜けてよかったー。

ドレーンと排液パックがなくなり、この日からシャワーもOKに。
ただし、シャワーに入る前に看護師さんに傷口に貼ったガーゼの上から、
水に濡れないような処置をしていただき、
上がったら外してもらうという作業が必要です。

たぶん朝食直後の8時30分頃、ドレーンが抜けて、10時30分頃からシャワー浴。
左手甲の点滴ルートも昨夜外れているので、もう管なし自由の身!
とはいえ、まだスキンステープラーの抜鉤はすませていないので、
そこは洗顔するように泡で優しく洗浄を、と注意を受けましたし、
途中で傷口の防水フィルムが剥がれるなどハプニング(?)もありましたが……
うおーーーーー! スッキリしたーーーーー!!

退院日決定

夕方の回診で、スキンステープラーの抜鉤は明日、退院はこの週の土曜日に決定。
「金曜と土曜、どっちがいい?」と聞かれたので、
すぐそばに何かあったら診ていただける方がいる環境に
なるべく長くいたかったため、土曜日を選択しました。

据え膳上げ膳で仕事もせず、いまや管類からも解放されて。
もちろんシャワーや起床・消灯の時間が決まっているなど我慢すべきことも
少しはあるけれど、やっぱりそばに看護師さんや医師がいるのは安心だし、
きちんと栄養管理された食事が食べられることも安心。
でも、退院すれば食事の準備をはじめ、何もかもをやらなければならないわけで。
それを考えれば多少の我慢<安心感です。

栄養指導

この日、担当の栄養士さんによる栄養指導がありました。
胃の切除後は、一度に摂れる食事の量が減るため、1日3食にプラスして
間食で栄養を補わなければならないこと、
消化の悪いもの(貝類とかイカとかタコとかキノコ類とか)や
揚げ物、生モノは下痢しやすいので注意が必要なことなどを聞きました。

しかし、私はそもそも1日2食。
で、間食の時間は何時頃がいいのかで栄養士さんを悩ませたあと、
1回目の食事のあとの間食はどんなものを食べればいいのか、
などなどをご指導いただきました。

が。
栄養指導で一番記憶に残っているのは、
「基本的に食べてはいけないものはない」という言葉。
さすがに胃酸ゼロなので、生モノ要注意はどうしようもないけれど、
消化が悪いものはよく噛んで食べればいいから、と。

このひとことでだいぶん心が軽くなったものの……。
食事は主食(ごはん類)・主菜(肉、魚、卵など)・副菜(野菜類)って。
無ー理ー!

今まで、朝・昼一緒の1食目はほぼ主食のみ。
夕食は主食+主菜のみ。気が向いたらスープかサラダをプラスといったところ。
しかも、アレルギーこそないけれど、好き嫌い激しいし。

退院したら何時に何を食べればいいのか考え始めたら眠れなくなっちゃいました。

食事

この日の食事です。


ロールパン1個(手術前は2個だった)
いちごジャム
インゲン豆のトマト煮
大根サラダ
バナナ1/2本
コーヒー牛乳

間食
ソフトサラダ1袋
りんごジュース100ml

昼食
全粥
味噌汁
煮魚(お魚の種類は不明)
卵豆腐
お浸し

間食
プチクッキー
りんごジュース100ml

夕食
全粥
コンソメスープ
ハンバーグ
サラダ

間食
ヨーグルト

この日の記録には、もともと好きなソフトサラダにいたく感激し、
「うまー! うまー!! うまー!!!」と記入されておりました。

そして、やっぱり40分かけて、出されたものの45%くらいを食べると
食後に不快感を感じずに済むようです。

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