アン@がんサバイバーになりまして……

2023年12月に胃がんと診断され、翌月胃を全摘出。 2024年3月より1年間の術後化…

アン@がんサバイバーになりまして……

2023年12月に胃がんと診断され、翌月胃を全摘出。 2024年3月より1年間の術後化学療法中。 胃がん診断以降、がんサバイバーの方のブログを読み漁り、 共感したり、励まされたり。 そんな経験から、自身の備忘録も兼ねての闘病記です。

最近の記事

食欲不振中の叫び

東日本大震災のとき、各地の様子や被害をテレビで見ていて、 まるで食事をする気になりませんでした。 それでも何か食べないと自分がもたないと思って何かしら食べたと思いますが、 そのときの「何か食べないと」とは違う「何食べよう」が 抗がん剤服用中にはありました。 食欲不振中の叫び タブレットに抗がん剤治療中の記録を毎日残しています。 そこに記されていた、食欲不振中の心の叫びの数々です。 これまで、衣食住、仕事、睡眠の中でもっとも軽視されてきたのが「食」で、 時間のないときに、

    • 術後化学療法(抗がん剤治療)スタート

      当初、2024年2月19日(月)から始める予定だった抗がん剤治療ですが、 予定外の入院があったため、2024年3月4日(月)からのスタートになりました。 TS-1(エスワンタイホウ)60ml×2 抗がん剤にもさまざまなものが。 点滴で入れるものだけをとっても、いろいろな種類があり、 内服薬と点滴の組み合わせもあります。 私の場合は、内服薬TS-1(正確にはエスワンタイホウ)の1年間服用。 何度もカッコ付けで「エスワンタイホウ」としているのは、 実際に飲んでいるのはTS-

      • 退院から抗がん剤治療開始まで

        予定外の入院をしてしまったせいで、 術後化学療法(抗がん剤治療)を始める予定だった日を 入院中に迎えてしまいました。 食事でがんばるのをやめた なんとかタンパク質を、野菜を摂取しよう、そのために品数を増やそうと 自分なりにがんばっていた入院前。 すでに息切れしていることを自覚していました。 そんなこともあって、退院したあとはもうがんばらないと決めた。 退院日は、自宅最寄駅に昼頃到着したので、駅ナカで売っているおにぎりを1個。 間食に、入院中に間食として出されて食べていな

        • 入院中に……

          食事などについては、前日の記事どおり。 そこで、あれ? となったことや、その後のこと。 自己主張の強いたまごがダメ? 病院食でたまご焼きが出た日がありました。 そのとき、ひと口食べて、あれ? と。 気持ち悪いかも……。 その後出た、厚焼きたまご、そしてハム野菜サラダのハムも同じくでした。 たまごとハム。 これ、吐き気をもよおし始めた日の朝に食べたものです。 そのトラウマかもしれません。 実際に、例えば抗がん剤治療中。 抗がん剤治療で一度吐いてしまうと、「吐いた」という

          二度目の入院生活あれこれ

          2024年2月9日(金)に外来診察からそのまま入院することに。 手術のようなビッグイベント(!?)はないので、激しい体調の変化もさほどなく。 主に入院中に食べたものなど細かい雑記です。 原因を探る 入院中は吐き気の原因を探るため、さまざまな検査をしました。 入院日のCTや採血も含め、いろいろな検査をしましたが原因はつかめず。 疑われるのは、腸炎とのことでしたが、それも確実ではないようで。 内視鏡検査もしましたし、果ては体にいろいろな指示を出す脳の異常かも、 ということで頭

          予定外の入院

          2024年2月9日、外来診察からそのまま入院へ。 まったくの予定外です。 異変 2024年2月8日の昼頃、吐き気が……。 すぐにおさまるかと思いきや、夜になってもその気配なし。 翌朝にかけて度々えずき、嘔吐するといっても、 吐き気をもよおした昼以降、何も食べていなかったので、出るものもなく。 たまに黄色くて透明で苦い液体(のちに腸液と判明)が出るのみ。 そんなこんなで眠れない夜を過ごし、朝を迎えたあと、 固形物は無理だけど、何かおなかに入れねばと カロリーメイトゼリーに

          術後化学療法(抗がん剤治療)開始決定

          摘出した胃とリンパ節の病理診断結果が出る、退院後初の外来診察。 さて、病理分類(ステージ)は? 退院後、最初の外来診察 2024年1月27日に退院して、その後初の外来診察は2024年2月5日。 診察前に採血があるので、診察時間の1時間30分ほど前に病院に到着。 採血したあと、自宅から持ってきたカロリーメイトゼリーを摂取。 カロリーメイトゼリーは、5大栄養素がバランスよく取れる(HPより)そうで、 入院中の間食としても出たことがあったので、退院後に箱買いしました。 診察

          術後化学療法(抗がん剤治療)開始決定

          2024年1月27日〜2月8日の食事の話

          退院後、私をもっとも悩ませた食事に関して、 もうがんばらないと開き直るまで。 退院してからの食事 退院日の翌々日まで1日3食、主食+一菜にならないよう、 せめても、と味噌汁を加えたり、簡単な副菜を加えたり。 退院日から翌々日までは、両親が東京にいた日です。 やっぱりがんばっていたのでしょう(前日の記事参照)。 退院日を含めた3日ののち、1日3食がつらく、入院前と同じ1日2食に戻りました。 それでもまだ、一菜になったとしても、なんとか食材の種類を増やそうと 多種の野菜を温

          2024年1月27日〜2月8日の食事の話

          がんばってしまう質

          退院前日に上京し、退院翌々日まで滞在してくれた両親。 でも…… 強い私 6歳下の弟がものごころついた頃からだったでしょうか。 ずっと母から言われて続けてきた言葉があります。 「あなたは強いから」 本当は強くなどない。 甘えん坊で、ずっとずっと両親にもほかの人にも甘えたい。 自分の未来のために上京を決め、上京の日が決まってからも、 両親と離れたくなくて、毎夜毎夜ベッドの中で泣いていました。 でも、そんな姿は見せられません。 「あなたは強いから」と言われ続けた私は、強く

          術後11日目(入院14日目)〜退院の日〜

          全摘でも一部でも2週間。 言われていたとおり、入院14日目に無事退院しました。 病院脱出 6時に起床して、洗顔などを済ませたあと、8時の朝食までの間に荷造り終了。 病院での最後の食事を済ませて、パジャマから普段着に着替え、両親を待ちます。 両親が到着後、看護師さんから退院後に服用する薬を受け取り、 忘れ物のチェックをしてもらって、午前10時前に会計を済ませて病院を出ました。 病院を出たら、病院の前にあるコーヒーショップでひと休み。 食事から2時間後に間食をすすめられてい

          術後11日目(入院14日目)〜退院の日〜

          術後10日目(入院13日目)

          退院を翌日に控えた入院13日目。 最初に、全摘でも一部切除でも2週間と いわれていたとおりの入院期間で無事に退院できそうです。 縫うの? 縫わなくていいの? 前日、止まる気配がなく、このままなら今日か退院前に縫合といわれていた ドレーンの出入口。 昨夜から今朝にかけては、どうやら止まっていた模様。 ガーゼがまったく汚れていませんでした。 でも、朝になってトイレだ、洗顔だ、と動いたら、また出てきて……。 朝の回診で主治医が現状を聞きつつ、縫いたくなさそうな私の気配を察して

          術後9日目(入院12日目)

          体はだいぶん動くようになり可動範囲も広くなったので、 まぁまぁなんでも自分でできるようになってきましたが、 まだまだ動いたあとの疲れが半端ない術後9日目です。 退院後初外来で…… 退院後の初外来が2024年2月5日(月)になり、 そのときには摘出した胃とリンパ節の検査結果が出ている、と。 結果次第では、抗がん剤治療に進むことになります。 でも、同室のSさんを近くで見て(正確には感じて)いることもあって、 抗がん剤治療はしたくないなーと思う。誰でもそっか。 食欲不振、脱

          術後8日目(入院11日目)〜足りない体力〜

          この日のメインメニューは、スキンステープラーの抜鉤。 点滴も排液パックも外れ、1階にある郵便局と銀行ATMに 行かなければならない用もありましたが……。 体液が止まらない! 昨日、排液パックが外れたものの、ドレーンを抜いたところから 漏れ出てくる体液に止まる気配がありません。 寝ている間に、貼ってもらったガーゼを通り抜けシーツを汚してしまいました。 でも、主治医も看護師さんも、こんなもんだよ、と。 退院の頃に止まるかどうかだそう。 ならよかった。 無事に止まりますように

          術後8日目(入院11日目)〜足りない体力〜

          術後7日目(入院10日目)〜眠れぬ夜〜

          体から一つずつ管が抜け、身軽になっていきます。 そして、ついにこの日、術後7日目にしてやっとシャワー浴ができるように。 しかし、喜びもあれば悩みもあるもので……。 排液パックよ、さらば! 右側の肋骨下から出ていたドレーンと排液パックが午前、 前日の主治医の予告どおり、抜けました! やったー!! 私は元来、不具合があるのであれば、それに繋がる種をつぶしておきたいタイプ。 背中から通していた硬膜外麻酔のカテーテルもおなかのドレーンも、 体の中に通っているものを抜くのであって

          術後7日目(入院10日目)〜眠れぬ夜〜

          術後6日目(入院9日目) 〜点滴とさようなら〜

          食事が全粥と固形のおかずになったり、点滴が取れたり。 退院の予定も見えてきた、入院9日目。 さようならする前のルート確保チャレンジ 朝の回診で、排液の数値が正常なので、心電図は今日まで、 ドレーンも明日にでも抜去しましょうと主治医。 やったー! シャワー!! シャンプー!!! このまま順調にいけば、この週中にも退院かなとも。 え? もう退院!? まだ歩くとき、体は“く”の字だし、 スキンステープラーの抜鉤もまだですけど……。大丈夫なの? 点滴も今日の18時で外すことに

          術後6日目(入院9日目) 〜点滴とさようなら〜

          術後5日目(入院8日目)

          前日との違いといえば、点滴時間がさらに短かくなったことくらい。 変わり映えのない記録です。 点滴時間短縮 前日、夜中12時から6時まで点滴が外れましたが、 この日からは6時から18時のみになりました。 あとは排液パックと心電図セットがなくなれば……。 私がつけていたのは、枕元にモニターがある心電図ではなく、 送信機付きで、ナースステーションにあるモニターで波形が見られるタイプ。 その送信機がパジャマの胸ポケットに入っているのですが、 動くたびに肋骨に当たってだんだん痛く