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窓の向こうに見えた世界。


窓の向こうに見えた世界。

確かに見ていたはずの風景も、結局 “向こう側” でしかなくて。その距離にまた、歯がゆさを感じてしまう。


いつになったら、そちらへ行けるのだろうか。
そちらへ行ける日など、来るのだろうか。


焦がれているだけじゃ、その距離は1mmも縮まらない。

何度も諦めそうになったけれど、憧れを、憧れのままで終わらせることなど、できるはずもないんだから。



窓の向こうに見えた世界。

わたしはそこで、何を見たのだろうか。
その風景に、手を伸ばそうとしたことはあっただろうか。


あたまで考えるよりも、ネットで調べるよりも、肌で感じた情報がいちばん確か。それを信じてみたいと思わない?


3・2・1

あとはもう、未来のわたしだけが知っている。


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