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Hello World! 「港」のようなひとびとと、手漕ぎボートのわたし。|関門海峡見聞録 vol.01


今回は、カメラマンの友人(@tsubottole)の故郷にリモートワークをしに行ってきた記録と記憶を綴っていこうと思います。

人生初フェリー、人生初九州。
夜の8時前に出発しました。

朝の6時ごろ。快晴◎



門司港(もじこう)という名前を初めて見たのは福井のゲストハウス、SAMMIE'Sさんだったかな。

でもどこにあるのかも知らないし、機会があれば行ってみたいな、という程度で。

そんな私に門司港へ訪れる機会を作ってくれたのは、職場にもなっているKRP町家スタジオ


ある日、同い年の門司港出身のカメラマンと出会いまして。

またある日、北九州から2人のお客さんが町家に来られまして。帰り際にパタパタとお名刺交換をしていると…

カジタさんが急に「誰か有名人に似てる!」と。「木村沙織ですか?」と聞くと「それやー!」と言いながら去っていかれました。ホントに帰り際すぎて、一瞬、何が起こったのかわかりませんでしたが(笑)

(女子バレーの木村沙織選手に似てるとよく言われるんです。。)


そんなこんなで(どんなこんなですかね)、この数カ月で門司港周辺の方と3人も出会ってしまいました。


この頃から、「1回行ってみたいな」と思うように。そして8月末にその日が訪れました。門司港でリモートワークしませんか?という謎のイベント。

日程的にも調整できそうやし、そういえばお盆休みまだやったので、なるべくこの日までに仕事を済ませ、どこでもできることだけを持っていざ門司港へ。

1日目は今回の宿であるtunnelに着いて、やはりそのままパソコンを開くところから(笑)

お昼休憩がてら、みんなで近くの中央市場へ。

ほとんどシャッター通りではありましたが、新しく開いたお店や、70年続くお店などをふらっと見学させてもらいました。(食後にもかかわらず、おばあちゃんが朝4時から作った「おカラ」をついつい買ってしまいました。)

家賃が安いから、と新しく店を始められた米澤さん。なんと関東から移住されたそう。今の時代、ネットがあれば情報発信はできるので、お店を開くのは「立地じゃない」とおっしゃっていました。これまで、米澤さん自身がそのような場所を好んで訪れていたように。

驚きなのは「生鮮」のお店が残っていること。語弊を恐れずに言うならば、これだけシャッターが降りているのになぜだろう?と。近くに24時間オープンのスーパーもあるんですけどね。

個人的には、そのスーパーの商品陳列も面白くて。入ってすぐにお酒コーナーがあったんです。それだけ飲む文化なのでしょうか。

その後、小倉(こくら)へ繰り出します。ひとまずTanga Tableで作業をし、その後、タケモリさんにまちを案内していただきました。

地元の人に案内してもらえる地域は楽しいですよね。ありきたりの「観光」じゃあ少し、物足りなくなってしまった身としては。

5時からテーブルを出して飲むことができる屋外の通りや、リノベーションされたオフィスにビル、そして、ストリップ劇場のある通りまで(笑)なかなか濃ゆいです。人通りが多い、大型アーケードの商店街でした。

そして最後は、サラリーマン達の聖地「武蔵」で一杯。生ビール300円だったかな?その後お別れをして門司港へ舞い戻ります。


宿へ戻ると、ハラダさんが門司港の夜景を見に連れて行ってくださいました。勝手にですが、ハラダさんは若い頃からブイブイいわせてきた系のニオイがしました(笑)



次のパラダイムは何でしょうね。

滞在を通して、そんな話をしていた気がします。

ポケベルの時代からここまで来たよね、と。

あの頃の、好きな子の家に電話をかけるスリル感。


便利になっていく世の中と、手間をかける楽しさと。

新しいものづくりと、あるものを活かしたものづくりと。

でも、「あの頃はよかった」って言い始めたら終わりだよね、なんて言いながら。


時代の変化と共に"当たり前"になっていくもの。

世の中の流れに身を任せながらも舵をとる。

そんなバランス感覚も時には必要な気がします。


次のパラダイムは、一体何でしょう。


(つづく)


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