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経験したことがない状況下にいるひとに寄り添えるとしたら

私がツイッター上で設けている匿名の投稿フォームに今日こんなコメントを頂いた。

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まず、親にしか話すようなことができなくてつらい気持ちのはけ口になることができたのであればこんなにうれしいことはない。特に病気ともなると過度な同情や心配をされても傷ついてしまうし、確かに周りにはとても言いづらいと想像できる。

いきなり自分の話になって恐縮だが最近私はよく考えることがあって、自分が年齢を重ねるにつれて自分が体験したことのないことで悩みを抱えている人が周りに多くなりそういう人たちにどう寄り添ったらいいのかということだ。

今回コメントの病気というのもそうだし、結婚、出産、親の介護、親との死別、年齢を重ねるほどに悩みのテーマも重くなっていく。だた、それぞれのライフステージの進み方は違って、一生独身である人もいるだろうし、それこそ今書いたような親との死別までの全てを20代で経験している人だっているだろう。ここには何の優劣もない。

学生時代を含む20代前半くらいまでは勉強や部活、恋愛や進路、ちろんそれぞれ家庭の事情などは全く違うだろうがそれでも悩みそのもののテーマは似通ったものであり、いくらでも自分に置き換えることができた。

それこそ恋愛においては32歳になるまで結婚せずにきたのでそれなりにいろいろな男性とお付き合いしてつらいこともうれしいことも経験してきた。その甲斐あって「男にこんなひどい思いをさせられた!」と相談されたら「わかるわかるー!私もあった。さらに私なんてこんなことあったよ」「え、マジで!それは超やばいね」という風に自分の過去に起きたとっておきのひどいエピソードを紹介しては相談してくれた友達も爆笑していい感じに馬鹿馬鹿しく話をまとめることができいたと自負している。

ただ、これからはこの方法だけじゃダメなんだろうな、と感じていた時に今回のコメントを頂いた。

結婚も出産も病気も何もかも経験しないと完璧にわかってあげることはできない。でもわからないからって相談してもらえなくなるのはそれはとても寂しい話だ。

自分が体験したことがない人たちにどう寄り添うか、の自分の中での答えとしては「なるべくできる範囲で自分に置き換えて考えてみて」「よくよく話を聞いてあげて」、「その人が決めたことを尊重して応援する」これに尽きる。

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そしてやっと今回頂いた内容に関してコメントをさせて頂くと、私ははアトピーとついでに言うと単純ヘルペスという命に関わらないけど一生治らない持病をもっています。特にアトピーに関しては「何で私ばかりがこんな苦しい思いをしないといけないんだろう」と思ったことは沢山あったし、SNSで夏も肌を気にせず露出できる人の写真を見てはため息をつき続けていました。いろんな情報を調べていろいろ試して効果に一喜一憂してものすごく神経質になっていた時期もあります。おそらくどんな病気になっても一度はこの状態に陥るんだろうな、と想像します。今は運良く信頼できる医者を見つけて症状をかなり抑えることに成功している状態です。
コメントをくださった方も信頼して相談できる先生を見つけられているといいな、と思います。病気の詳細がわからないので下手なことは言えませんが、医療の進歩を信じて、多すぎる情報の取捨選択をして、不確実でネガティブな情報からは身を離して欲しいです。お仕事や婚活、未来への不安はあるかとはまずは身体に向き合って少しでも楽に生きれる塩梅を見つけていただければと思います。何かあったらいつでもマシュマロに投稿してください。

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最後に。
体感したことがなくても、お互いが置かれた状況をおもんばかることが少しでもできたら、この世の中はもって生きやすくなるのになと思う。


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